Dr.クインチ

漫画「Dr.クインチ1巻 case5」あらすじ・ネタバレ感想|ひかりの糸①

主人公の「権藤弓一朗」は、美容整形のスペシャリスト!

顔の整形はもちろん、「豊胸」や「処女膜再生」まで、”美容整形”に関することなら何でも請け負っています。

そして今日も弓一朗のもとには、深い悩みを抱える女性が訪れるのでした・・・

 

「Dr.クインチ1巻 case5」のネタバレ・あらすじ|ひかりとミツの出会い

 

あらすじ1|顔のキズをかかえて生きる「ひかり」

「山科ひかり」は、27歳の女性。

”障がい者向け”風俗デリバリーの「ヘルスヘヴン」で、デリヘル嬢として働いています。

まだ20代前半だった4年ほど前までは、歌舞伎町のソープに勤めていました。

そんなひかりには、顔の左側の「口元から頬にかけて」とても大きなキズがあります。

それは、歌舞伎町のソープで働いていた時、「イチモツ」をバカにされたと思い込んだ男性客に逆上され、刃物で刺されたキズでした・・・

しかし、その男は警察に捕まったものの、ひかりの顔のキズが消えるわけではありません。

ひかりは、顔に大きなキズを抱えながら生きていくことになったのです。

そんなひかりは「ヘルスヘヴン」の稼ぎ頭で、指名数は32ヶ月間1位を記録中!

それほどたくさんの指名を受けているひかりですが、歌舞伎町時代を含めてお客に惚れたことは、ただの1度もありませんでした。

ある日、ひかりは障がい者の元へ仕事で向かいます。

売れっ子デリヘル嬢の「ひかり」は、4ヶ月待ちの状態でしたが、それでもわざわざひかりを指名してきたお客でした。

客の名前は「瀬田ミツ」・・・まだ少年の雰囲気を残す、とても若い男性です。

しかし、ミツは目がほとんど見えないという障害を持っていました。

11歳の時の事故の影響で、視力をほぼ失ってしまったのです。

ただその話を聞いても、ひかりはミツに同情する素振りを見せたりはしません!

それは、「同情されるのは余計なお世話」・・・だと、数多くの障がい者と接したひかりは知っていたのです。

わざわざ自分を指名してくれた理由が気になったひかりは、ミツに質問しました。

ミツは、出入りしているヘルスキーパーから「ヘルスヘヴン」のことを知り、「ひかり」という名前を聞いて指名することに決めたのだと答えました。

 

あらすじ2|ミツとの出会いで心が揺れる「ひかり」

サービスが始まると、ミツはひかりの顔を触ろうとします・・・

顔のキズを気にして一瞬たじろぎますが、抵抗することなくミツに顔を触らせました。

そして、顔を触ったミツは、「なんだ、美人じゃん」・・・言います!

ひかりは、太っていることもあって美人ではない・・・と、こぼしますが、ミツはその言葉を真に受けません。

「ひかりは自分の美しさに気づいてないんだ」・・・と、ミツははっきり伝えました。

「じゃあ次は私が触るね」・・・と、ミツのズボンのチャックを下ろそうとした時、「オ、オレ初めてなんだ」・・・と、経験がないことを不安気に話すミツ・・・

そんなミツを優しく受け入れたひかりは、無事に最後までサービスを終えました。

ミツは、「女のヒトって柔らかいんだね」・・・と、初体験を済ませた感想をポツリとつぶやきます。

「ふっ、なにそれ」・・・と、ひかりは言いながら、窓から差し込む”ひかりの糸”について話すのでした。

窓から差し込む光と影の境目が、まるで糸のように見える・・・

そのひかりの糸に向かい、ひかりとミツの二人は寝転んだまま手を伸ばしました。

光なので、手でひかりの糸を掴むことはできませんが、二人で手と手を握り合わせると掴んでいるように見える・・・と、ひかりはミツに静かに言いました。

目が見えないミツは、自分の目で見ながら光を掴んでみたい・・・と、涙を流しながら切実な願望を口にします!

思わぬきっかけで出会った「ひかり」「ミツ」の関係は、これからどうなっていくのでしょうか・・・?

 

「Dr.クインチ1巻 case5」のみどころと感想

この作品は前編、後編に分かれている構成で、前編の「case5」では、山科ひかりのエピソードが中心でした。

不運にも顔に大きなキズを負ってしまったひかりは、本当にかわいそうだと思いましたが、そんな中で出会ったのが、目が見えない「瀬田ミツ」です。

ひかりとミツは、どこか心が通じ合っているのを感じずにはいられません。

それだけに、ひかりとミツの関係がいったいどうなっていくのか?・・・とても気になりますね。

ひかりとミツの関係性や繊細な心情描写が、この話のみどころだと思います。

そして、弓一郎の「その渇き、引き受けた!」・・・に感動してしびれました!