Dr.クインチ

漫画「Dr.クインチ4巻 case25」ネタバレ・あらすじと感想

”Dr.クインチ”こと「権藤弓一朗」は、患者の要望とあらばアイドルの整形も行います。

そして弓一朗の手にかかれば、それまでパッとしなかったアイドルでも一気にブレイクしてトップアイドルへと大変身!

「整形」前後で患者の人生が大きく変わることは珍しくありません。

しかし、どうやら今回の物語は患者ではなく、クリニックの医師仲間である「秋吉隼人」のお話のようです。

 

「Dr.クインチ4巻 case25」のネタバレ・あらすじ

 

ある日、麻酔医である「秋吉隼人」と、執刀医の「権藤弓一朗」は激しく言い争っていました。

原因は手術後、全身麻酔の患者の意識がなかなか戻らなかったこと!

麻酔の投薬量に問題があったと指摘する弓一朗に対して、患者が高齢だったことが原因だ・・・と隼人は言い返します。

すると今度は、「患者の体調を読み取るのも麻酔医の仕事だろ!」・・・と弓一朗が詰め寄ると、すかさず「長時間オペが原因で覚醒遅延したと考えられないの?」・・・と隼人は反論するのでした。

二人の舌戦はますますヒートアップし言い争いが治まる気配はありませんが、傍で見ていた院長で”BL好き”「藤美恵里子」は、そんな男たちの言い争いを瞳をキラキラ輝かせながらワクワクした気持ちで見つめているのでした。

その後クリニックに、二人の研修医が訪れます。

若い女性の「桜井吉花」と韓国人男性の「キム・ソルギュ」は、「よろしくお願いします」・・・と元気に挨拶をして、さっそく隼人を質問攻めに・・・

あまりに突然のことに、「新人来るなんて聞いてないけど?」・・・と隼人は弓一朗に抗議しますが、まったく相手にしてもらえません!

そうこうしている内に隼人は、研修医の二人の質問攻めによって弓一朗への抗議もうやむやになってしまうのでした。

そして隼人は、「ちょっとゴンドーおかしくない?」・・・と、今度は院長の恵里子に詰め寄ります。

「医師の育成って今までしなかったのに、なんで?」・・・と言う隼人に対し恵理子は、「アイツもココを大きくしようとしてるのよ!」・・・と、藤美容クリニックのさらなる成長を考えているはずだという考えを伝えるのでした。

今まで組織作りに興味のなかった弓一朗がなぜ急にそんなことをするのか、隼人は苛立ちを隠せません。

さらに、弓一朗がそうするのは来るべき”Xデー”に向けて備えている・・・と恵里子に言われ、ますます意味が分からずイライラは大きくなるばかりでした。

そんな情緒不安定な状態が続いたある日の夜、一緒に食事に行く相手を探しながら街中を歩いていた隼人は突然男性から声をかけられます。

「あれ?ハヤトじゃね?」

「久しぶりだな!俺だよ、滝川!」

そう言って声をかけてきたのは、研修医時代を共に過ごした「滝川」でした。

およそ6年ぶりの再会を懐かしんだ隼人は、滝川と一杯飲むことにします。

そして、今どういう仕事ぶりなのかを聞かれた隼人は、状況をありのまま話すのでした。

滝川は、「権藤弓一朗」という名前とその評判を知っていました。

悪い噂ばかりで、悪評は業界内で広まっていると滝川は続けます。

滝川は、「なんで美容外科で働いてるんだ?」「自分が医者だと忘れてないか?」・・・などと、隼人にとって痛いところをついてきます。

そして自分が勤めている「湊西大学付属病院」で一緒に働かないか?・・・と隼人を誘い、”いのちの現場”こそ自分たち医者の居場所だと思い出すさ・・・と、滝川は強く訴え隼人の心を揺さぶるのでした。

後日、隼人が手術室に入ると、非常勤看護師の「加賀」から自己紹介を受け、隼人の代わりに器械出しをする・・・と言われます。

それを聞いて、全身麻酔のオペ以外に自分が必要とされないことに憤りを感じた隼人が、弓一朗に説明を求めると、「来週にはもう一人麻酔医を入れる」・・・と言われてしまいました。

それを聞いた隼人は「ボクを切るつもり?」・・・

はたして弓一郎は何を考え医師や看護師を増員しているのか?

そして隼人は藤美容クリニックに残れるのか?

「Dr.クインチ4巻 case25」を読んだ感想

今回のエピソードはいつもと違って、患者ではなくクリニックのスタッフである麻酔医の「隼人」が主人公でしたね。

今まで弓一朗の”神業”とも言える手術を陰で支えてきた隼人ですが、どういうわけか弓一朗の態度がヒジョ~に冷たい・・・

「ボクを切るつもり?」・・・と、隼人が思わずにはいられないような態度で接っし続けている・・・

でも、弓一朗が隼人を追い出そうとしているとは思えません!

院長の恵里子は、弓一朗の企みに気付いているようですが、それが何なのかとても気になりますね?

隼人と弓一朗はとても良いコンビだと思うので、何とか円満解決して欲しいですね~!