高嶺の蘭さん

漫画「高嶺の蘭さん 1巻」第2話のネタバレ・あらすじと感想|蘭と紫陽花

文武両道でクールビューティー、同級生からは”高嶺の花”と噂される「高嶺 蘭」

ある日、蘭は母親から花屋さんへのお使いを頼まれ、入った花屋さんで偶然、同級生の「佐伯 晃」が働いているところに遭遇!

実は、佐伯くんの家はお花屋さんだったのです。

「このことみんなには黙っといてくれる?」・・・と、佐伯くんに肩を掴まれながら真剣な表情で言われ、ドキドキしてしまう蘭!

帰り際、佐伯くんは蘭に小さな”ライラックの花束”をプレゼントします。

「オレの気持ち・・・」

いったい何が起こっているの・・・と、自宅に戻り花言葉を調べた蘭は、それが「友情・想い出」を意味することだと知り、きゅーんとトキメクのでした。

 

 

「高嶺の蘭さん」1巻・第2話のネタバレ、あらすじ|蘭と紫陽花の思い出

 

あらすじ1|蘭と佐伯くんの最初の思い出

佐伯くんから花束をもらってから1週間・・・以前と何も変わらない毎日に、蘭は「あれは夢だったのかしら」・・・と感じます

せっかく佐伯くんがくれた”ライラックの花”も枯れかけていて、しょんぼりしてしまう蘭・・・

そこで、思い出を残すために”押し花”にすることを思いつき、小さい花びらに苦戦しながらも、一つ一つ丁寧に広げていきます。

ライラックの花と向き合いながら、あの日の花屋さんでの出来事を思い出しては嬉しくなる蘭でした。

ある日の体育の授業で、相変わらず成績抜群の蘭に対して周りの男子たちは、「完璧すぎてアンドロイドみたい」・・・と恐れおののきます!

それに何も言い返すことができない蘭・・・

そんな蘭に友達は、「もっと男子とも仲良くなって、花の”JK”ライフを謳歌しなきゃ!」・・・と、サッカー部に連れていきました。

その頃サッカー部では佐伯くんが活躍中!

実家の花屋さんで働いている時とは違う、男子っぽくて力強い動きを目で追ってしまう蘭・・・

・・・とその時、メンバーの一人が蹴ったボールが勢いよく、蘭が大切に育てている紫陽花の花壇に飛び込んでしまいました!

蘭が慌てて様子を見に行くと、そこには既に佐伯くんの姿が・・・

「よかった~折れてなくて・・・」と、紫陽花を大事そうに扱う佐伯くんに、蘭はホッとすると同時に後でお礼をしなくちゃと思います。

 

あらすじ2|蘭と佐伯くんの紫陽花の思い出

 

学校が終わった帰り道、急に降りだした雨の中を、佐伯くんの姿を見つけた蘭は濡れながら走って追いかけます!

「あの・・・あじさい、気にかけてくれてありがとう!」・・・と、俯きながら小声で言う蘭に、「それだけ言いに来たん?」・・・と、微笑む佐伯くん。

”佐伯くんとの距離が近い”・・・と、ドキドキしている蘭に、「あっ!家このへんなら水無月
寺って知ってる?」・・・と尋ね、2人は寄り道して水無月寺に行くことになりました。

水無月寺では、雨に濡れた紫陽花が美しく咲き誇っています。

けれど、紫陽花よりも”佐伯くんとの距離の近さ”にドキドキが止まらない蘭!

「男の子と寄り道してるだなんて・・・」

「これって俗にいう相合傘というもの・・・?」

「なんだかこの距離くすぐったいな」・・・と、

照れてしまって、佐伯くんの話が蘭の耳には届いていません!

ちらっと、蘭の横顔を覗き見る佐伯くん・・・

「あ!そういやここにハート型のあじさいがあったんだって・・・」

「そっ・・・そうなんだ・・・」

「見てみたいなあ・・・」

「でもこの量じゃ難しくない・・・?」

2人がそう言いながら紫陽花に顔を近づけていると、急にアマガエルが、ぴょん!
と、蘭の肩にジャンプしてきました!

驚きのあまり、地面に尻もちをついてしまった蘭・・・

「大丈夫?立てる?」・・・と、佐伯くんが手を差し伸べます。

間抜けなところを見られて、恥ずかしさでいっぱいの蘭がスカートの汚れをハンカチで拭っていると、「高嶺でも苦手なもんあるんだな・・・なんか安心した」・・・佐伯くんが笑いかけます。

何か会話をしなければと思った蘭は、一生懸命に作った押し花のしおりを、「この前もらったライラック、しおりにしてみたの」・・・と、鞄から取り出しました。

「すげ~、見してっ!」・・・と、キラキラした笑顔を見せられた蘭は、もうタジタジ・・・

「咲いたまま残るって嬉しいだろうな」・・・と、優しい表情でしおりを眺める佐伯くんに、蘭はそのままプレゼントすることにしました!

あっという間に過ぎ去る楽しい時間に、何だか佐伯くんとこのまま別れてしまうのが名残惜しいと感じる蘭・・・

そんな蘭を佐伯くんが「ちょっと来て!」と呼び寄せます。

「このあじさい、逆さに見て!」・・・と、言われるままに見てみると、それはハート形の紫陽花でした!

「ホントだ、ハート形!」

「見つかってよかったな!」・・・と、眩しい笑顔を見せる佐伯くん。

その後、蘭からもらったしおりを使っているところを、他の男子から突っ込まれながらも楽しそうに話している佐伯くんを見かけた蘭は、「佐伯くんにもう少し近づいてみたい」・・・と、思うようになるのでした。

 

「高嶺の蘭さん」1巻・第2話を読んだ感想

 

この第2話では、梅雨の時期に見ごろを迎える”紫陽花”がテーマになっています。

紫陽花の花言葉は、「辛抱強さ」

雨がつづき、なんだか気持ちまでどんよりとしてしまいそうないつも通りの毎日に、蘭は「あの日のお花屋さんでの出来事は夢だったのかな」・・・と思ってしまう。

夢だったとしたら、あまりにも鮮明でキュンっとした思い出・・・

そんな蘭の気持ちを知ってか知らずか、佐伯くんは蘭を近所のお寺の紫陽花鑑賞に誘いました。

今までほとんど、男子と関わりがなく会話したことも少なかったら、こんなお誘いには胸が超ドキドキして、大変ですよね・・・?

雨に濡れた紫陽花を見ながら、2人で境内を歩く姿がイメージできて、情緒もあってとても素敵だと思いました。

このシーンを読んでいたら、紫陽花を鑑賞しに行きたくなってしまいますね。

そして、いきなり蘭の肩にアマガエルが飛び乗って来て、驚いて尻もちをついてしま
いましたが、私も間違いなく飛び上がって驚きますねww・・・

ちょっとづつ佐伯くんとの距離が近づいてきて、「もう少し佐伯くんに近づきたい」・・・と思うようになった蘭の揺れ動く心のドキドキ感に、私の心のトキメキも止まりません!

佐伯くんはいったい、どんな気持ちなのかなぁ~と、今後が気になりますね・・・