高嶺の蘭さん

漫画「高嶺の蘭さん 3巻」第10話のネタバレ・あらすじと感想|蘭とフォックスフェイス

段差から落ちそうになった蘭の手を取り引き寄せた佐伯くんですが、二人はそのまま落下・・・

体勢が入れ替わり、佐伯くんに覆いかぶさるように落下した蘭の目の前には佐伯くんの顔が・・・二人は至近距離で見つめ合うことになります!

そして、腰に力が入らず動けない蘭を、思わずグッと抱きしめてしまう佐伯くんでした!

 

 

「高嶺の蘭さん 3巻」第10話のネタバレ・あらすじ

 

思わず蘭をギュッと抱きしめてしまった佐伯くんですが、蘭が戸惑いながら言った、「あの・・どうしたの?」・・・という声でようやく我に返り「ご、ごめん」・・・と謝ります。

一瞬の沈黙・・・

するとそこへ、「ら~んどこー?」・・・と、友達の智ちゃんの声が近づいて来ます!

大慌てで離れ、蘭に先に行くように促す佐伯くん

そして、その場に独り残った佐伯くんは、「何やってんだ、オレ」・・・と、何とも言えない複雑な気持ちを抱えたまま、しばらくその場に寝転んでいるのでした。

学校が終わり、山で見つけた”ホトトギス”の花を持って母親のお見舞いに来た佐伯くん

「あら、ホトトギスじゃなーい」・・・と、明るい声で笑顔を見せる母親とは裏腹に、魂が抜けたような生気のない顔をした佐伯くん

そんな息子の顔を見て「なにその辛気臭い顔は?」・・・と言いながら、あれこれ質問を投げかける母親ですが、まったくしどろもどろの返答ばかり・・・

しかし母親は、会話の中で蘭に対する息子の気持ちにしっかりと気づいているのでした。

翌朝、登校してきた蘭は、寝不足もあって意識朦朧状態で学校の玄関扉に激突・・・

意識を活性化させようと円周率を心の中で唱えながら下駄箱へ向かいます。

するとそこで、佐伯くんと鉢合わせになり、お互いビックリ仰天の顔で一瞬固まりギクシャクしながら「おは、おは、おはよう・・」などと挨拶をかわします。

そこで佐伯くんは「昨日は急にごめん」・・・と、蚊の鳴くような声で山の中で抱きしめてしまったことを謝りますが、それに対して蘭は「安堵の抱擁だよね」・・・と一言!

すると周りにいた生徒たちがすぐさまざわめきます・・・”抱擁~?” ”法要”~?

そんな周りの空気を気にすることなく蘭は、「大事に至らなくてよかったってことだよね?」・・・とさらに一言!

それに対して「う、うん」・・・と小さく頷きますが、すぐに「あのさ、母さん退院するんだ」・・・と話題を変える佐伯くんでした。

それを聞いて「おめでとう!」・・・と喜ぶ蘭に、「日曜だけ頼めるかな?」・・・と店の手伝いをお願いし教室へと向かう二人ですが、蘭の心はちょっとだけ寂しい気持ちになります。

「お手伝い、もう必要なくなるのね・・・」

佐伯くんの母親が退院することで、もう店の手伝いをする理由がなくなってしまうことに気づき、複雑な心境になる蘭でした・・・

 

「高嶺の蘭さん 3巻」第10話を読んだ感想

思わず蘭を抱きしめてしまった佐伯くん・・・

我慢できなかった・・・っていうより、身体が勝手に反応してしまったんでしょうね~ww

自分が佐伯くんの立場だったらどうするんだろう?・・蘭の立場だったらどういう気持ちになるんだろう?・・・

・・・って考えてみたら、やっぱり漫画の中で描かれている通りの反応をするのかな?~っていう気持ちになりました。

やっぱり作者さんの微妙な心理描写がホントすごいですよね~

ちょっとギクシャクした二人の関係、これからどうなっていくのかな?・・・