お互いの気持ちのすれ違いから思い悩んで体調を崩し、電車から降りてすぐにホームに倒れ込んでしまった蘭･･･
そのまま3日間も自宅で寝込んでしまいます。
「無遅刻、無欠席、無早退の蘭がなんで？」･･･と、学校ではクラスメイトはもちろん、担任の先生まで蘭が欠席したことで大騒ぎ！
そんな騒ぎの中で佐伯くんは、無言で一点を見つめ呆然としているのでした。
「高嶺の蘭さん 3巻」第12話のネタバレ・あらすじ
「先生、私寝てません！」･･･と、ガバっと飛び起きた蘭は、辺りを見渡し自分が自宅のベッドで寝ていたことを思い出します。
熱も下がり落ち着きを取り戻してはいるものの、学校を3日も休んで”皆勤賞”が取れなくなったことがちょっと残念な気持ち･･･
そして、勉強の途中だったことを思い出しパラパラと教科書をめくっていると、花柄の綺麗なしおりが出てきました。
それは、初めて佐伯くんからもらった花がデザインされたしおり･･･
佐伯くんと3日間も会っていないことに気づいた蘭は、「心が空っぽみたい」･･･と、改めて寂しさを感じてしまうのでした。
しかしすぐさま、「ちょっと気分転換しよう！」･･･と、着替えて散歩に出かけます！
久しぶりの外出でどこに行こうか迷いますが、いつもとは違う道をブラブラしてみようと歩き出す蘭･･･
普段とは違う景色に新鮮さを感じながら歩いていると、ふと道端に咲くサザンカの花に気づきます。
思わず、「わあ、きれい」･･･と呟きますが、佐伯くんに出会ってなければ道端に咲く花を気に留めることなんてなかったかも･･･と自分の心の変化に気づきしみじみと、「一緒に歩いてみたいな」･･･と、佐伯くんと仲良く歩く姿を思い浮かべるのでした。
しかし、ふと我に返った蘭は「未知の場所に出てしまった」･･･と、今いる場所がまったく知らない場所であることに気づき、キョロキョロとあたりを見渡します。
その時、川の向こう側の道を自転車で全速で走り抜ける佐伯くんの姿が！
蘭はその姿に、追いつけるはずもないのに体が勝手に反応して追いかけてしまいますが、すぐに見失ってあたりをキョロキョロ･･･
すると近くに”花き市場”を見つけ、「あそこでお花買ってるのかな？」･･･と、今日も家の手伝いをしている佐伯くんのことで頭がいっぱいに･･･
蘭は、気分転換のつもりで散歩に出たのに、寝ても覚めても佐伯くんの事ばかり考えている自分に改めて気づくのでした！
【 #高嶺の蘭さん】餡蜜先生 @ammitsu630
勉強もスポーツもできるクールビューティーな蘭は、
周りから“高嶺の花”と呼ばれ、一目置かれている。
だけど同じクラスの『晃』だけは…！？これこそ『the 少女マンガ』と思うー‼
高嶺女子×お花屋男子の #ピュア ラブストーリー😍https://t.co/glLqJIRvFZ— Amebaマンガ (@dokusho_ojikan) February 28, 2020
「晃、市場行ってきたの？」･･･と、花き市場から戻るなり黙々と花束を作っている息子に話しかける母親･･･
「ついでに見てきてほしいお花あったのにぃ～」･･･とボヤキながら、今度は夢中で作っている花束を見て「どうする気？」･･･とツッコミます！
それに対して佐伯くんは、「母さんゴメン、今日は休ませて！」･･･と、店の手伝いが出来ないことを謝りながら花束を仕上げていきます。
そんな息子の様子に何かを感じ取った母親は、「じゃぁ明日がんばってもらおうかな～」･･･と快諾するのでした！
夕方、ちょっと寒くなってきた中を散歩から帰る蘭は、「佐伯くんを見かけただけでまた熱が出たかと思った」･･･とクスクス笑いながら自宅前に戻りますが、なんとそこには佐伯くんが！
しかし蘭は、「ほら、ついに佐伯くんの幻覚まで」･･･と、腕や肩をペタペタ触りながら「あれ、やけにしっかりした幻ね？」･･･と、佐伯くんを”まぼろし”扱い･･･
ところが、「本物だけど」･･･と言われ、あまりの驚きに尻もちをついてひっくり返りますが、それでも「あれ、自分の家間違ったかなぁ」･･･と、現実と幻がごちゃ混ぜになってしまいます。
佐伯くんは、「ゴメン、井上に聞いた！」･･･と慌てて事情を説明し、「ずっと心配だったから」･･･と、お見舞いに来たことを打ち明けます。
蘭は、「ありがとう、もう元気だよ」･･･と明るく返事をしながら心の中では、「会いに来てくれたんだ」･･･と静かに喜びながらもちょっと複雑な気持ちに･･･
それは、今まで佐伯くんを”避けてきた”ことでどれだけイヤな思いをさせたのか、そんな罪悪感が大きくて素直に喜べなかったのです！
しかし蘭は、佐伯くんに謝ろうと心に決め、「話があるから」･･･と散歩に誘います。
しばらく無言のまま二人はゆっくり歩いていますが、ついに「佐伯くんのこと避けてました、ごめんなさい！」･･･と深々と頭を下げる蘭･･･
ところが佐伯くんは、そんな蘭に意外な反応を見せるのでした！
はたして二人の関係は、この先どうなってゆくのでしょうか？
「高嶺の蘭さん 3巻」第12話を読んだ感想
ついに･･･やっと･･･ようやく･･･
そんな待ちに待った瞬間を楽しめた第12話でした～！
ちょっとした気持ちのすれ違いで、ネガティブな感情がどんどんどんどん膨らんでいくことって、誰でも経験ありますよね？
私もいっぱい妄想を膨らまして、辛くて苦しいモンモンとした日々を過ごしたこと数知れず･･･
でも、蘭ちゃんみたいに熱出して3日も寝込んでしまうことはなかったけどね･･･ｗｗ
そんな純粋な蘭ちゃんと、誠実そのものだと思う佐伯くんのこれからの関係が、とてもとても楽しみですね！
