わたしの幸せな結婚

漫画「わたしの幸せな結婚 4巻 第23話」ネタバレ・あらすじと感想

毎夜毎夜悪夢にうなされる美世の手を取り、落ち着くまでそっと握っていることが毎晩の習慣になってしまった清霞・・・

「これで美世が眠れるなら」・・・と、この程度のことは大したことではないと考えていたものの、明らかに疲れた表情を見せるようになってしまいます。

結局二人とも、睡眠不足で心も体も休まらず、不安ばかりが募る日々が続いてゆくのでした!

 

 

「わたしの幸せな結婚」 4巻 第23話のネタバレあらすじ

 

「行ってくる」・・・と仕事へ出かける清霞を、「いってらっしゃいませ」・・・と見送った美世は、清霞の疲れた表情が気になります。

「旦那さま、お疲れなのかしら・・」

仕事では、”オクツキ”の事件への対応に追われ、自宅では悪夢にうなされる美世を介抱する生活が続き、さすがの清霞も疲れがたまっている様子・・・

一方の美世も、悪夢にうなされまともに寝れない生活が続いていて、心身ともに限界が近いような状態です。

それでも、清霞が毎晩手を握ることが救いになっているようで、「まだ、大丈夫」・・・と、なんとか家事をこなしていくのでした。

お昼。。淑女になるための指導をお願いしている、清霞の姉「葉月」とゆり江の三人で昼食を取ります。

美世が手早く作った軽食を「おいしい~」・・・と喜んで頬張る葉月を見ながら、「美世さまは本当にお料理がお上手ですね」・・・と改めて感心するゆり江。

「お、大げさです」・・・と美世は慌てて謙遜しますが、そんな美世に葉月は、自分がいかに料理が”ヘタ”でもっと上手になるよう努力すればよかったと後悔したこともある・・・と打ち明けます。

そして、”料理が出来なかった”・・・ということが、離婚の原因の一つであることを自覚している葉月は、自身の結婚の経緯を淡々と美世に話すのでした。

 

 

葉月は十七の時、名家出身のだいぶ年上の軍人と結婚しましたが、これは、異能の家系と軍の結びつきを強くするための政略結婚でした。

しかし、相手の男は優しく誠実で葉月を大切にしてくれ、さらに家としても葉月の嫁入りを大歓迎してくれたのです!

そして二年後、息子が生まれたことで家族も皆喜び、葉月も幸せに包まれていました。

ところがこの頃から少しずつ、葉月の考え方や家事が出来ないことに対する不満の声が出てくるようになり、義理の両親や親類からの当たりが強くなり始めます。

夫は慰めてくれたものの、両親の態度はさらに厳しくなり子育ての重圧もあって、訳もなく涙が出てしまう日々・・・

そして、もうどうしたらいいのか分からなくなってしまったある日のこと、突然夫が「葉月、離婚する!」・・・と言い放ちます!

なんの相談もなく、あまりに一方的な態度に激怒した葉月ですが、結局離婚は成立し、一人実家に戻ることになったのでした。

その後一人になった葉月は、時が経つにつれて別れたことを後悔するようになります。

それは、あの時夫が「離婚する!」・・・と断言した”理由”に気づいたからでした。

夫は葉月を守るために、あえて「離婚しよう」ではなく、「する!」・・・と断言し、迷いが生じないようにして家から出るよう仕向けたのでした。

もう少し努力して料理くらいは出来るようになっていれば・・・

葉月はそこまで話して、「だから美世ちゃん、自分に出来ることを精一杯やるのは大事なことよ」・・・と話し掛け、さらに「自分の気持ちを大事にすることも大切よ」・・・と、素直な気持ちを大切にするよう言い聞かせるのでした。

 

「わたしの幸せな結婚」 4巻 第23話を読んだ感想

美世の悪夢の原因が分からないまま、ただただ手を握って落ち着かせることしか出来ない清霞ですが、それでも美世にとっては確実に救いになってます!

暗闇の中に差し込む一筋の光の方へ、誰かが手を握って引き寄せてくれる(;´∀`)

この夢の中の出来事に美世はまだ気づいていませんが、清霞の優しさを感じますね~。

それにしても、葉月の結婚が十七だったって・・・ハヤッ!( ゚Д゚)

この当時は当たり前なんだろうけど、今なら高校生かぁ~・・・って思うと、ぜんぜんピンとこないわたしです。