わたしの幸せな結婚

漫画「わたしの幸せな結婚 3巻 第17話」ネタバレ・あらすじと感想

逆上した継母に首を絞められ意識を失いかけながらも、初めて「まだ死にたくない!」・・・という強烈な感情を抱いた美世・・・

そこへ大きく響いた「美世!」・・・という、助けに駆けつけた清霞の声!

ずっと待っていた”一番聞きたかった声”に安堵の表情で気を失う美世を抱きかかえ、清霞は燃え盛る斎森の屋敷を後にします。

 

 

「わたしの幸せな結婚」 3巻 第17話のネタバレあらすじ

 

無事に助け出され久堂家に戻った美世は、亡くなったはずの母親に再会します。

「お母さま、わたしまだ”そちら”には行けません」・・・と伝えますが、何かを言っている母親の声は聞こえない・・・

「お母さま、何とおっしゃって・・」と叫びながら目覚め意識を取り戻した美世は、監禁されていた斎森家から助け出され、生きて久堂家に戻れたことを実感するのでした。

「数日間は安静にしているように」・・・という医者の診察結果もあって、清霞が至れり尽くせりの看病をしてくれとても嬉しい美世ですが、同時に恥ずかしさと申し訳なさで複雑な気持ちでいっぱいです。

「私、もう動けますので・・」・・・と言っても、「ダメだ!」・・・としっかり療養するよう言われてしまう・・・

そこへ、「そうですよ!」・・・と、ゆり江が言いながら入って来て、家事は自分がやるから安静にしているようにと、強い口調で諭します。

自分の不注意で美世が監禁されてしまったと悔やんでいたゆり江は、美世が無事に戻って来てくれたことを心から嬉しく思うのでした。

その後、今回の事件を起こした「斎森家」と「辰石家」にどのような処分が下されたかについて、美世は清霞から説明を受けます。

屋敷が全焼して住む処を失くしたばかりか、”異能”を扱う重要な立場からも外され地方へと移り住むことになった斎森家・・・

そして今回の事件の首謀者である辰石家は、当主が責任を取って退き、長男の「辰石一志」に家督を譲ったうえで、久堂家の監督を受ける立場になることになりました。

 

 

斎森家の処遇を聞いて、屋敷は無くなったものの、それぞれ行き先があることにひと安心という表情を浮かべる美世・・・

すると、それを見た清霞は「おまえはあのような家族でも・・・」と、ちょっとあきれた顔になりますが、すぐに「いや、なんでもない・・・」と言葉を濁します。

すると美世は思いがけない頼み事を清霞にするのでした。

「旦那さま、ひとつお願いがあるのですが・・・」

その願いとは、斎森屋敷に連れて行ってもらうことでした!

もう二度と、斎森の家に美世を行かせないと考えていた清霞にとっては思いがけない願い事ですが、美世の強い思いを感じ取り、燃え尽きて廃墟となった斎森家に連れて行くことに・・・

美世にとってこの斎森屋敷は、あまりにも辛い記憶ばかりの場所ですが、母親が生きていた頃の幸せな思い出も少しは残っています。

燃え尽きて真っ黒になった材木が散乱する中、ちょっとぬかるんだ敷地を歩いていると、目の前に黒こげになった木の”切り株”がありました。

それは、美世の母親が嫁入りした時に植えられた桜の木で、美世がまだ幼い頃に枯れて切られたものでした。

その母の形見とも言える切り株を、「最後に見ておきたくて」・・・と、清霞に静かに語りかけながら手を伸ばして触ろうとする美世・・・

すると突然、ピリッ!と指先に痛みが走ります。

その痛みが何なのか?・・・理由は分からないけど、美世の夢枕に現れた母親は、この桜の木のそばで何かを言っていた・・・

美世は、母親が気持ちの整理をつけさせるために、最後にここへ呼んでくれたんだと感じ、不幸な過去に区切りをつけて、新たな幸せを掴んでいくことを心に決めるのでした。

今、そばにいる「久堂清霞」とともに・・・

 

「わたしの幸せな結婚」 3巻 第17話を読んだ感想

桜の木のそばで佇む美世の母親が、”何か”を言っているシーンで始まった17話・・・

謎の”異能”を使うという「薄刃家」の血を引くこの母親については、まだまだ謎だらけで、そんな母親が何かを伝えようと美世の夢の中に現れたことに興味津々です!

当然、単なる夢・・・などではなく、とても重大な深~いメッセージを伝えるために現れているはず・・・?

もしかして美世の中には、今だ眠ったままのとてつもない能力(異能)があるのでは?・・・

幼い頃から”無能”だと決めつけられ虐げられてきた美世ですが、実はとんでもない能力者だった・・・っという展開もありですね!

その能力(異能)とはどんなものなのか?

今後の展開が楽しみです!