わたしの幸せな結婚

漫画「わたしの幸せな結婚 4巻 第21話」ネタバレ・あらすじと感想

朝から暑い夏のある日、美世と葉月は自宅の一室で向き合い真剣な表情をしています。

”淑女”になる為の勉強を始めた美世は、突然決まったパーティーへの参加に向けて毎日特訓を受けているのでした。

しかし、毎晩襲われる悪夢のために寝不足がつづき、顔色は悪くなる一方の美世・・・

そのことに気づきながらも美世の気持ちを尊重して、黙って見守ることにした清霞ですが、すでに美世の身体は限界を迎えているのでした!

 

 

「わたしの幸せな結婚」 4巻 第21話のネタバレあらすじ

 

「何をしていらっしゃるの、おねえさま」

・・・この声を聞いて、自分の部屋で”淑女”になることの大変さを実感していた美世の心は一瞬にして凍りつきます!

振り返るとそこには、斎森の父親と継母、そして妹の香耶が立っている・・・

「おねえさまがお勉強?」

「お前が今さら何を学ぼうが無駄だ・・」

「張りぼての淑女が認められるはずがないでしょう・・」

・・・などと、次々に美世を貶める言葉をぶつけてきます!

香耶はさらに、「おねえさまのすべては無意味よ」・・・という悪意あるささやき声で美世に迫りますが、「違う、夢・・これは夢よ」・・・と否定したことで、3人の姿は煙のように消えてしまうのでした。

ところが、静かになってほっとしたのも束の間、今度は「美世さま」・・・と呼ぶゆり江の声が背後から聞こえてきます。

「皆さんのおっしゃるとおりですよ・・」

「美世ちゃんには難しかったかしらね・・」

そう言いながら無表情で立っていたのは、ゆり江と葉月でした。

美世が「ゆり江さん、葉月さん」・・・と、驚きの声を上げると突然、何者かに腕をグイっと掴まれ名前を呼ばれます。

「美世」・・・その腕を掴んでいるのが清霞だと気づいた美世は、ほっとした表情で「旦那さま」・・・と答えます。

・・・が次の瞬間、清霞は怒りと悲しみが混じったような表情を浮かべ、「こんなことになるなら、お前に勉強の機会を与えるのではなかった」・・・と激しい口調で美世を責めるのでした。

 

 

布団の中でハッとして我に返った美世は、寝汗をかいてカタカタ震えながら、「夢だった・・」・・・とつぶやきます。

あまりにもリアルな夢に呆然としてしまいますが、「旦那さまがあんなことを言うはずがない」・・・と開き直り朝の支度を済ませ、仕事へと出かける清霞を玄関先で見送るのでした。

そして今日も葉月の指導によって、”淑女”になるための勉強が始まります。

洋食でのマナーに食器の扱い方や外国語での挨拶のしかた、さらに様々な場面での立ち居振る舞いの方法など、パーティーに参加するために必要な知識を次々にレクチャーされます。

その合間には普段の家事をこなし、何も問題がないかのように振舞ってはいますが、さすがに疲れた表情を隠すことはできませんでした。

「美世さま、無理をされてはいませんか?」・・・と、ゆり江が気に掛けると、「そうね、顔色もあまりよくないのじゃないかしら」・・・と葉月も心配そうに顔を見ます。

「無理なんて・・・、大丈夫です」

そう言って慌てて否定する美世に葉月は、「気分転換にお出かけしましょう」・・・と提案!

勉強で身につけた内容の実践をするために、街へと出かけることになるのでした。

しかし、体調がすぐれない美世の身体は、暑い街中で限界を迎えてしまいます。

急に意識が薄れ、差していた日傘を落として倒れてしまいます。

・・・とその瞬間、通りすがりの男性が、倒れ掛かった美世を抱きかかえて支えます。

すぐに意識を取り戻した美世は、「申し訳ございません」・・・と深々と頭を下げ、お詫びと助けてもらったお礼の言葉を口にするのでした。

男性は、たいして気にする様子もなく、「暑いから、お気をつけて下さい」・・・と言いながら立ち去るのでした。

 

「わたしの幸せな結婚」 4巻 第21話を読んだ感想

毎夜続く悪夢にうなされ、寝たくても寝れない・・・という辛い現実!

しかし、まわりの人たちに迷惑をかけたくない、そして何より清霞の妻としてふさわしい女性になりたい・・・という、美世の強烈な思いで日々の勉強を続けてきたんでしょうね・・・

でも、人間はちゃんと寝ないと身体がおかしくなってしまいますよね。

肉体的にも、精神的にも狂ってしまう・・・

いったい、美世の悪夢はいつまで続くのか?

そもそもなんで、こんな悪夢ばかり見てしまうのか?

何か大きな秘密があるのかもしれませんね。