Dr.クインチ

漫画「Dr.クインチ2巻 case8」あらすじ・ネタバレ感想|陰茎切断患者を緊急オペ!

その腕前は超一流・・そして、”口の悪さ”も超一流・・・という天才美容外科医「権藤弓一朗」の神の手は、どんな女でも”美人”へと変貌させる!

しかし、今回弓一郎のもとに緊急搬送されてきたのは、性器を切られた・・・

専門外の仕事を請け負った、美容外科医の弓一郎の対応は如何に・・・?

 

 

 

「Dr.クインチ2巻 case8」のネタバレ・あらすじ

 

妻がいながら、愛人やキャバ嬢との女遊びが絶えない成金オヤジの「阿部憲治」は、ある日人生の終わりとも思えるとんでもない出来事に襲われます!

それは、愛人の「サオリ」の怒りを買い、”陰茎”をハサミでスッパリ切断されてしまったのです!

現代の「阿部定事件」・・・とも言える出来事で、陰茎を切断された憲治は城南医科大へと緊急搬送されました。

そして、すぐに泌尿器科の医師が緊急手術を始めようとしますが、なぜか憲治は拒みます。

実は憲治は以前、弓一朗のいる藤美容クリニックで「長茎術」の施術を受けていました。

そのため、弓一朗を直々に指名し、手術の要請をしたのです。

しかしこの要請を弓一朗は受け付けません!

陰茎を切断されているなら、美容外科は専門外・・・失敗でもすれば告訴されてしまうため、弓一朗は頑なに断ります!

ところが、治療費以外に”成功報酬”として「1億円」が支払われることを聞いたとたん、「何してるッ・・早く連れてこい!」・・・と、弓一朗はあっさりOKするのでした・・・

お金のためなら何でもやる、とても現金な男「権藤弓一郎」

成功報酬が1億円だと分かれば、専門外の陰茎接続だろうが躊躇なく引き受けます。

「アンタの渇き、引き受けた!」

 

 

今回の手術にはアドバイザーとして、城南医科大の泌尿器科医師「山田」も立ち会います。

憲治の陰茎が切断されてから、すでに5時間が経過・・・時間に余裕はありません。

しかし、最初に話を聞いた時は難色を示していた弓一朗ですが、いざ手術が始まると城南大の山田も息をのむほど、まったく無駄のない素早い動きでスムーズに施術を行います。

尿道を確保し神経をつなげ、陰茎背動静脈の再吻合、そして筋膜癒着を助長するファズパッドを使い縫合して完璧な仕上がりでした。

一方、そんな手術の様子をガラス越しで見ていた院長の「藤美恵里子」は、とても興奮しています。

妄想が趣味・・・という恵里子は、大の”BL好き”・・・

「大の男たちが男のアレを寄ってたかって」・・・と、激しく妄想を繰り広げながら、イチモツをくっ付ける手術にかなり刺激を受けている様子。

そんな、ガラスの向こうで妄想にふける恵里子をよそに、弓一朗の施術は完璧に終わったのでした。

手術後、「切断組織が繋がるまで油断は禁物だ」・・・と、久一郎は憲治に忠告します。

さらに、「抜糸するまで勃起はダメだ」・・・と念押しするのでした。

驚いた憲治が、「もし勃起してしまったらどうなるのか?」・・・と聞き返すと、睾丸があるので生殖器そのものに問題はないが、勃起によって筋膜に負担がかかり海綿体が歪んでしまうかもしれない・・・と、弓一朗は説明しました。

憲治「そ、それってつまり・・・」

弓一郎「おちんちん歪んじゃう♪」

・・・と、なぜか軽く言い放つ弓一郎!

憲治はすでに年老いていますが、自分の陰茎が歪んでしまうのを男のプライドが許すはずありません。

そこで憲治は弓一郎に、ちょっと変わった頼みごとをします。

それは、「お経をエンドレスに流し続けてほしい」・・・というものでした。

憲治はお経を聞いていると、なぜか血の気が引いてしまい何もやる気が起きなくなってしまうのです。

なんとも不思議な申し出ですが、どうにかして勃起しないよう憲治は必死です。

その心意気を汲んだ弓一朗は、憲治の申し出を聞き入れることにしました。

はたして、なぜ憲治はお経を聞くと急に血の気が引いてしまうのか・・・そして好色ジジイが本当に抜糸まで勃起せずに我慢することが出来るのか・・・?

 

「Dr.クインチ2巻 case8」のみどころと感想

今回は、「Dr.クインチ」シリーズ初の男性患者でしたね。

美容整形の話なので女性患者が中心ですが、まさかの男のアレ・・の話で、男性患者が登場してくるとは・・・という驚きとおもしろさがありました!

それにしても、現代の「阿部定事件」・・のような出来事に男性は冷や汗ものでしょうが、でも切断された陰茎が手術でくっ付くんだぁ~・・・という驚きも正直ありました!

やっぱり、憲治のように何人もの女性と遊びの関係を持っていると、その代償は大きいということでしょうかね~?

ただ、手術後に明かされた憲治がお経嫌いになった理由が、その生い立ちに関係していて意外と深いなぁと思いました。

そしてこの「case8」は、いろいろ”オチ”まで用意されていて、おもわず「ぷっ・・」っと笑える場面が多く、全体的にとてもおもしろかったですね!