Dr.クインチ

漫画「Dr.クインチ2巻 case7」あらすじ・ネタバレ感想|プロテーゼで鼻筋を美しく整える!

集英社のグランドジャンプで好評連載中の漫画「Dr.クインチ」は、2020年11月に第5巻が発売されましたが、なんと早くも2021年3月には第6巻が出るようですね!

 

思ったことは何でも口に出してしまう豪快な性格の「権藤弓一朗」ですが、美容外科医としての腕は確かです!

顔の整形はもちろん、女性の美容に関する様々な悩みを、これまでいくつも解決に導いてきました。

そして今日もまた弓一朗のもとに、悩みを抱えた女性が訪れます!

 

「Dr.クインチ2巻 case7」のネタバレ・あらすじ|二重瞼・鼻筋・頬骨を整え”美”を手に入れる!

 

 

あらすじ1|”美”はお金で買って保つことができる!

今回、弓一朗が働く「藤美容クリニック」を訪れたのは、34歳の若さで健康食品会社を一部上場企業へと成長させた女社長「戸崎智恵」でした。

そして智恵はもう1人、彼女の親友で同じ会社の専務を務める、同級生の「鈴木佳子」を連れてきています。

社長の智恵は小学生の頃から、周りから「ブス!ブス!」・・・と言われ続けてきました・・・

好きな男子に思い切って告白してもブスなことを理由に、「戸崎に告られるなんて、罰ゲーム?」・・・なんて言われる始末・・・

そんな傷心の知恵を「ブスじゃない」・・・と言って、いつも励ましてくれたのが親友の佳子でした。

そんな二人の顔を見た弓一朗は、「二人まとめてなら安くするけど」・・・などと、いつものように失礼なことを言い出します!

しかしその言葉を佳子は否定して、「整形をお願いするのは社長の智恵だけ」・・・であることを弓一朗に伝えます。

会社で新たに”美容部門”を立ち上げることになり、会社のトップである智恵は説得力を出すために美容整形を決意したのでした。

ところが、子どもの頃から「ブスだ」・・・という自覚がある智恵は、本当に美人になれるのかとても不安です・・・

そんな智恵に対し弓一郎は、”美”は買える!”美”は保てる!」・・・と断言!

一歩踏み出すかどうかは智恵次第だ・・・と問いかけたところ、智恵は顔の整形手術をすることを決意!

これに弓一朗は、「その渇き・・引き受けた!」

・・・と、いつもの決め台詞で快諾します!

 

あらすじ2|”美”はお金で買えても”友情”は買えない?

 

手術当日、弓一郎はまず施術方法を智恵に伝えます。

「目頭と目尻を切開し眼瞼下垂(がんけんかすい)手術で二重にする」

「頬骨を削って形成を整え、プロテーゼで鼻筋整え、耳の軟骨を鼻先に移植して高くする」

・・・という具体的な方法を聞かされた佳子は、「やっぱ止めよ?整形はやりすぎ」・・・などと、手術の直前になって言い出しました!

しかし智恵は、会社をもっと成長させるためにはやらなければいけないことだと、その決意の固さをハッキリと佳子に伝えます。

そして、目頭、目尻、頬骨、鼻筋と、弓一朗が行う手術はどれも順調に終了!

思えば智恵のこれまでの人生は、屈辱にまみれた34年間でした・・・

クラスメイトどころか親戚にまで、顔のことをバカにされて生きてきたのです。

そんな傷ついた智恵をいつも隣で支えてくれたのが親友の佳子でした。

無事に手術が終わり自分の顔を鏡で見た智恵は、「なにこれ!」・・・とビックリ仰天!

それは、顔全体が腫れ上がり、まともに言葉を話すことすら出来ないような酷い状態だったからです。

ただ、「顔が腫れているのは”ダウンタイム”だから大丈夫」・・・だと、弓一朗は智恵に説明し、4ヶ月もすれば待望の「美人社長」になれると、太鼓判を押しました。

その言葉を聞いた智恵は、4ヶ月後が待ち遠しくてたまりません!

腫れが引かない間、自宅で療養していた智恵は佳子と電話で話し、美人になった顔を絶対に見せてあげると約束し電話を切りました。

智恵は佳子のことを、生涯付き合っていける大親友だと思っていたのです。

告白してフラれた時も、佳子だけは智恵を見捨てませんでした。

そして、待望の「美人社長」として生まれ変わり久しぶりに出社した智恵は、あまりにも別人のような変貌を遂げた姿を見た社員から、はげしく驚かれます!

目の前に現れた女性が社長の智恵だとは、社員一同誰も信じられないほどでした。

しかし、美人になった姿を一番に見て欲しいと思っていた専務の佳子の姿がどこにも見当たりません・・・

不思議に思った智恵が佳子の所在を尋ねると、衝撃の一言が社員の口から返されます!

「専務が一昨日、会社のお金を全部持ち出してトビました!」

大親友だと思っていた佳子が、有り金全部持ち出してどこかへ消えたというのです!

せっかく美人になったのに、佳子に裏切られてしまった智恵は、この先いったいどうなっていくのか・・・?

 

「Dr.クインチ2巻 case7」を読んだ感想

こういう話は、現実にニュースなどでも聞く話ですよね。

智恵は健気でとても性格の良い女性なのですが、外見に恵まれなかったせいで辛い人生を歩んできました。

そんな智恵を支えてきたのが親友の佳子だったのに、裏切られてしまうなんて本当にかわいそうです・・・

でも長い人生を生きていたら、智恵のような酷い目に遭うこともあるのかもしれませんね?

そして今回も、弓一朗から失礼極まりない発言がポンポン飛び出しましたが、最後に智恵を励ます言葉には、正直ジ~ン・・・と感動しました。

弓一朗が語った言葉にはとても重みがあって、すごく心に響きますね。

今回思いっきりコケた智恵には、この話のタイトル「GET UP」の通り、また起き上がって前を向いて頑張って欲しいと強く思いました!