口は悪いがメスを握らせたら右に出る者はいない、天才美容外科医「権藤弓一朗」
藤美容クリニックで執刀する弓一朗は、顔の写真撮影を条件に患者の整形手術を無料で行うことで、「人生を変える」きっかけを作った・・・
プライドの高い弓一朗が次に施術を行うのは、いったいどんな患者なのか・・・
今年の金賞候補。「DRクインチ」
医療マンガで一話完結連載「ブラックジャック」の延長上にあるのだが、こちらは美容外科。最初から病気ではない。治さない。代わりに自分を変えてしまいに来る。
「ブラックジャック」が悪党キャラで医術を照らすが、クインチは典型的なうさんくさいオッさんで決めてる pic.twitter.com/Nzmpln30GE— TOY (@toitosy) May 24, 2020
「Dr.クインチ1巻 case2」のネタバレ・あらすじ|豊胸手術を望む30代女性
あらすじ1|30すぎの女性に豊胸は必要か?
藤美容クリニックに、1人の女性が来院しました。
女性の名前は「吉田美也子」・・・今年で33歳の独身です。
ちょうど10年前、美也子は豊胸手術を受けていました。
手術を受けた理由はなんと、若気の至りと勢いから・・・というもの!
しかし4年前、付き合っていた彼氏から「重い」・・・と言われ、別れてしまいます。
美也子は自分の胸が硬くて冷たいことをコンプレックスに感じ、新しくシリコンバッグを入れるかどうか悩んだ末の来院でした。
美也子の前に現れた弓一朗は、男女関係に対して例のごとく、失礼な言葉を遠慮なく浴びせかけます。
でも実は、この弓一朗の言葉には、しっかりと意味が含まれているのでした。
それは「30過ぎの女性が豊胸することの意味と意義への問いかけ」・・・だったのです。
Dr.クインチ面白すぎワロタ。 pic.twitter.com/p7u0VFPgvp
— Yeltin@NYC (@YcoffeeN) November 23, 2020
あらすじ2|「脂肪注入型」の豊胸をすすめる弓一郎
代表的な豊胸手術である「シリコンバッグ」や「ヒアルロン酸」は、リスクが高い割にケアができていないと、弓一朗は美也子に言って聞かせます。
失礼な言葉を交えながらの説明に、脇で話を聞いていた院長の藤美恵里子は頭を抱えて弓一朗に謝罪を求めますが、弓一朗は一向に態度を変えません。
そんな弓一朗ですが、美也子に1つの豊胸手術法を提案します。
その豊胸手術法とは、クリスタルリッチ豊胸という藤美容クリニックオリジナルの豊胸手術法でした。
脂肪注入型の豊胸手術で、本当の胸に限りなく近いということが魅力です。
本当の胸に限りなく近いということに興味をひかれた美也子は、ぜひとも手術をしてもらうよう弓一朗に依頼しました。
弓一朗はこの依頼を、いつもの決め台詞によって快諾します!
「その渇き・・・、引き受けた!」
施術の日を迎え、麻酔医兼助手の秋吉隼人から、美也子は背中と二の腕と太ももの脂肪吸引をしてもらいます。
イケメンの隼人を相手にしてキュンと心ときめかせた美也子ですが、隼人はゲイなので女性に一切興味がありません。
美也子は恋心が芽生える間もなく、隼人にあっさりとフラれてしまいます。
そして、各部位から吸引した脂肪が十分に集まり、今回の脂肪吸引は成功しました。
#豊胸手術 を併用する際に、脂肪吸引を行う代表的な箇所としては主に太腿やお腹となる。
尚、脂肪吸引は直接的に脂肪を取り除くことになるので確実な効果を見込むことができる。
※多いケースで4000cc程度の脂肪が採取可能📝#コンデンスリッチ豊胸 pic.twitter.com/pvUUrhhQMh
— 美容外科選びの相談所@二重整形/鼻整形/脂肪吸引/骨切り/豊胸/糸リフトの失敗やDT (@jinkoubijin) September 11, 2020
あらすじ3|吸引した脂肪に年齢が表れる?
ところが、集めた脂肪の下に沈殿している不純物を目にした美也子は、年齢を重ねたことを痛感します・・・
しかし弓一朗は、老いを恥じる必要なんてないと美也子を励まします。
弓一朗はさらに、「平等なのは時間のみだ」・・・と話を続け、すっかり古くなってしまったシリコンバッグを取り出します。
大きな塊のシリコンバッグに、隼人は思わず息をのみました。
シリコンバッグを取り出せたら、次はいよいよ脂肪注入の施術です。
施術は何のミスもなく順調に進み、無事に終了しました。
前と大きさがそれほど変わっていないと感じた美也子ですが、胸が重くないことに気付きました。
不安そうな美也子に、「ダウンタイムが過ぎれば胸の大きさが半分ぐらいになるから次の時までに脂肪を蓄えておいて欲しい」・・・と、弓一朗は美也子に伝えます。
その次回とは3ヶ月後でした。
3ヶ月が経過して、美也子はまだ不安でした。
なぜなら胸がすっかりしぼんでしまい、小さくなっていたからです。
ただこれは弓一朗の言っていた通りでした。
その状態を確認した弓一朗は、再度脂肪吸引を行っていきます。
はたして美也子は、思い描いていた理想の胸になることができるのでしょうか・・・
良い機材で脂肪吸引したからと言って、すぐに効果を得ることができるとは限らない。
経過も含めて長期的に治療を行うことが大切で、こうしたリスクをきちんと理解した上で治療を受けるようにすることが重要となる✍️#脂肪吸引#豊胸手術 pic.twitter.com/gVVLT9egHl
— 整形の名医相談窓口🏥フェイスリフト•糸リフト•目の下のたるみ・クマ取り・脂肪注入の失敗や経過分析 (@hanayama_com) August 10, 2020
「Dr.クインチ1巻 case2」のみどころ・感想
今回のお話は、胸の大きさを気にする女性なら誰もが1度は考える豊胸に関することでした。
一言に豊胸といっても、いろいろな方法があるんですね。
また方法によってはリスクがあるということが、読んでいてよくわかりました。
そもそも豊胸に意義や意味があるのかという問題提起がされていますから、女性が豊胸について考えさせられるきっかけになるのではないでしょうか。
男性の立場からも、女性が胸のことで何を悩むのかがよくわかるはずです。
弓一朗の施術で美也子がどう変化するのか、そこが一番のみどころですね。
◇現在行われている豊胸の施術方法
・人工乳腺法(バック挿入)
・脂肪注入法
・ヒアルロン酸豊胸法(ヒアルロン酸注入)