村田真優先生による少女漫画『ハニーレモンソーダ』は、引っ込み思案で感情表現が苦手な女子高生「石森羽花(うか)」と、派手な金髪でクールな男子高校生「三浦界」をめぐる純愛ストーリー。
2021年公開で映画化も決まりました!
前話では、高校に入っても大人しい羽花へのいじめを続けようとする同級生グループに対して、「次こいつに何かしたら俺が許さねぇから」と、三浦とその友人たちが彼女を守ってくれました。
憧れの三浦との距離が近づき、胸の高鳴りを抑えられない羽花の青春が始まります!
黒髪界くんかっこよすぎて言葉にならんエモい
実写化の文字見るのつらいやめてええええええけ#ハニーレモンソーダ pic.twitter.com/wUdQI6lArp— meeeechan🐈 (@dsk_honey) October 3, 2020
ハニーレモンソーダ1巻|第2話ネタバレ・あらすじ
校内では三浦の噂話に花を咲かせる女子が数名で盛り上がっています。
派手な金髪で目立つ三浦だけでなく、三浦の友人の「友哉」「悟」「あゆみ」も同時に噂に上がっているようで、三浦とその友人のグループは女子からの人気が高いようです。
そんな学内の人気者たちに助けられた昨日のことが夢のように思えてきた羽花・・・
ビクビクとかぼそい声で「オハヨウゴザイマス・・・」と、挙動不審気味な挨拶をしますが、三浦に「聞こえねえ」・・・と、ばっさり切り捨てられます!
羽花を陰ながら支える三浦の行動!
体育の時間になると、みんながバスケに興じる中で基本的に”ぼっち思考”の羽花は一人棒立ち状態に・・・
周りの人々の邪魔になってはいけないと、動くことが出来ません。
三浦の友人「悟」はそんな羽花を、「完全に石と化してる」と、遠くから見ています。
しかし、勇気を出して羽花は一歩前進!・・・このままではいけないとみんなの輪の中へ入る努力を始めましたが、それを見た悟は、「今度はうろたえ出した」・・・などと、なかなか酷な表現をする始末・・・
ところが、勇気を出して足を踏み出した羽花を見ていた三浦は、クラスの女子生徒・あゆみにこそこそと何かを耳打ちしました。
あゆみは当初、微妙な顔をしていましたが、三浦の指示に従ってキープしていたボールをなんと羽花にパス!
羽花はボールを取りこぼすこともなくきちんとキャッチすると、ドリブルでゴールへ向かい、そしてそのままシュートを決めました!
日頃からイメトレをしていたお陰で、咄嗟のパスにも対応できたのでした。
羽花がパスを受け取った時クラスメイト達は、「受け取れるんだ~?」・・・と、なかなか失礼な反応を見せていましたが、彼女がシュートを決めると全員で祝福してくれます。
みんなの輪の中で褒められることに照れている羽花に、あゆみは「石森さんにパスしろって言ったの界なんだよ」と、こっそり教えてくれました。
なにかと自分の世話を焼いてくれる三浦に驚く羽花でした。
15年ぶりに読んだ少女漫画にハマった30歳。
三浦界の面構えがいい…あと中身も罪な奴…いやー…これ読者の年齢層小学校高学年やろ…???こんなイケメンが出てるマンガ読んだらさ…夢見ちゃうよ…笑 #ハニーレモンソーダ pic.twitter.com/SIElbUmBkO— Natsumi Y (@natchaso20) November 8, 2020
羽花にとっての理想の高校生活とは?
その頃、三浦は体育館の外で先生と男の人が話しているのを聞いていました。
「生徒さんが真面目に取り組んでいるようで安心しました。次の授業も見て帰ります。」
「はい。ご安心ください、石森さん。」
なんと、先生と話している相手は、羽花の父親でした。
わざわざ高校生になる娘の学校まで駆け付け、学校の様子を見て回っているこの父親。
一般的な感覚と比べるとやや過保護であることを、聡い三浦は瞬時に察していました。
教室では、あゆみと羽花がなぜこの高校に来たのかという会話をしています。
羽花はあゆみに、この高校には「私の憧れがいっぱい詰まっていると思った」と語り始めます。
羽花は、放課後に寄り道をしたり、月が出るまで帰らないような生活に憧れており、高校ではそんな生活をやってみたいのだと楽しそうにあゆみに語りますが、その瞬間、三浦が口を出しました。
「無理だろ!」 「諦めろ!」
三浦の冷たい口ぶりに何も言い返せず、羽花は石のように固まってしまいます・・・
羽花が気づいた三浦への本当の気持ち!
その後、羽花は若干落ち込みながら一人ぼっちの教室で黒板掃除をしてますが、そこへ突然見知らぬ男が二人入ってきました!
制服でなく私服なので学校の生徒ではないようです。
この二人は、羽花がジュースをかけて反撃したいじめグループの差し金でやってきたらしく、いじめグループの面目を潰した羽花と三浦に仕返しをするために来たのでした。
羽花はすぐさま教卓の下に隠れますが、あえなく男たちに見つかってしまいます・・・
その時、羽花は咄嗟に「三浦くん!」と助けを求めました!
以前、「助けてって言えよ!」・・・と、三浦に言われていたことを覚えていたのです。
そこに、羽花の声とほぼ同時に三浦が教室内に現れ、ピンチに駆け付けた三浦はすぐに男2人組に机を投げつけて応戦!
そうこうしているうちに、次々に人が集まってきて事態は無事収束しました。
その後、三浦は「今、おまえん家の親父遭遇してたら卒倒すんじゃね?」・・・と、羽花に問いかけます。
そこで、羽花は自分の父親が過保護である事情を三浦が知っていたと気が付きます。
放課後の寄り道や、夜遅くまで自宅に帰らないなどの夢を突き放したのは、そういう理由だったのだと察した羽花は、改めて三浦の優しさを再認識!
そして、そこで初めて彼女は気づきます!
「私、三浦くんのことが好きなんだ・・・」
ハニーレモンソーダ1巻|第2話の見どころと感想
第2話では、羽花が周りの生徒の輪の中へ混ざろうと自ら行動を起こすシーンなどがあり、彼女も彼女なりに頑張っているのだと好感が持てました!
しかし、羽花の父親が過保護だという新情報が出たことで、派手な金髪の三浦を父親がどう感じるのか、またここでひと悶着あるような気がしてなりません。
そして羽花はようやく、「三浦のことが好きなんだ!」・・・と認識したんですけど、読んでいた身としては「逆に今まで気が付いてなかったの?」・・・ってビックリしました!
恋愛に奥手なのは分かりますけど、それにしても好きだと認識していない状態で三浦を追って進学校への進学を捨てられた羽花は、ある意味でかなり意思が強いのかもしれません。
でも、そんな羽花を応援したい気持ちが大きくなってきましたね~!