ハニーレモンソーダ

漫画「ハニーレモンソーダ 4巻」第13話のネタバレ・あらすじと感想

村田真優先生の大人気作品「ハニーレモンソーダ」は、集英社の”りぼん”で好評連載中の少女マンガ!

2021年7月9日、いよいよ「SnowManのラウール」さんと「吉川愛」さん主演の実写映画が公開されます!

前話では、二人の心強い味方と一緒に次々とクラスメイトを巻き込み、文化祭実行委員の仕事を一生懸命に行って心から楽しむことが出来た羽花・・・

そして文化祭当日の朝、自分の方から積極的に「界」に話しかけに行こうと、羽花は心の中で密かに決意するのでした。

 

 

ハニーレモンソーダ 4巻「第13話」のネタバレ・あらすじ

 

いよいよ始まった八美津高校の文化祭!

羽花のクラスが行うメイド喫茶には、さっそく他のクラスの生徒たちがやって来て、「どんだけ内装に予算かけたの!?」・・・と、手の込んだ内装に驚きを隠せません!

本当は、拾ってきたゴミと段ボールで作っているので、お金はほとんどかかってませんが、羽花が練り上げた企画書をもとにクラスのみんなで協力して作り上げた、本格的なメイド喫茶でした。

買ってきた惣菜パンを売るだけの他のクラスとは違って、7種類の手作りパンケーキが用意されたメイド喫茶は大盛況で大忙し・・・

そんな忙しい裏方でずっと働いている羽花に対して、「石森ちゃんメイドやらない?楽だよ」・・・と、クラスメイトが声を掛けますが「とんでもないです」・・・と、メイド姿に自信のない羽花はやんわりと断ります。

メイド姿にはあまり自信を持てない羽花ですが、スタッフとしてお店を運営しているクラスメイトたちが、とても盛り上がっている様子には嬉しさが込み上げてきます。

そしてこの時、羽花はこの文化祭での2つの目標を思い出します!

1つは、クラスの出し物が最後までうまくいくこと。

そしてもう1つは・・・と、思い返そうとしたその時クラスメイトから、「大変!材料がなくなりそう~」・・・という緊急連絡が入り我に返る羽花!

「お客さん午前と午後どっちが多いんだろ~」・・・などと考えながらさっそく買い出しに走る羽花ですが、ふと、文化祭のもう1つの目標を思い出します。

「あともうひとつ、”三浦くん”と少しでも話すこと・・・」

するとちょうど、三浦や芹奈など”ビジュアルの良い生徒”が出演するというイベント「バカッコイイ」の会場前を通りかかった羽花は、多くの人だかりに思わず足を止めてしまいます。

そして、あらかじめ録画され丁寧に編集された映像が流れ始めると、会場は歓声に包まれ大盛り上がり!

「1年C組 古市武蔵、黒板係!」・・・「おおお~」

「1年E組 菅野芹奈、清掃係!」・・・「うお~芹奈さま~」

・・・などと、一人ひとりがアップで登場するごとに、大きな歓声が上がり盛り上がる中、「うちの学校”係”とかあったっけ?」・・・という疑問の声もチラホラ・・・

そして、「1年B組 三浦 界」・・・「ギャ~~本命~」

・・・という今まで以上の歓声の中、どアップで写し出された三浦が言い放った言葉に会場がどよめくのでした!

「1年B組 三浦 界、石森係!

「・・・は?人の名前?・・誰?」

「なに・・・石森係って?」

そんな中、それを聞いていた当の本人の羽花は、目を白黒させて何が何だか分かりません!

しかし、羽花は買い物があることを思い出し「どういうことなんだろう?」・・・と、”石森係”の意味を考えつつも買い物を済ませますが、やがて三浦の意図がどうであれ自分にとっては「嬉しいこと」だと気づくのでした。

そして改めて、この文化祭の2つの目標を達成するためにがんばることを誓います。

 

 

買い物から戻った羽花は、「石森ちゃん休憩して、働きすぎ~」・・・というクラスメイトのすすめもあって、休みがてら他の会場を見て回ることにします。

そして一人ぶらぶらと歩いていると突然、「・・・あなたが石森さん?」

・・・と、数人の他のクラスの女子から声をかけられます!

はい?・・・と状況が掴めない羽花に対して、「三浦くんが言ってた”石森係”の石森さんなの?」・・・と、今度は鬼のような形相で羽花に迫りくる女子軍団!

すると一斉に・・・

「三浦くんの何なの?」

「三浦くんとどういう関係なの?」

・・・と、芸能レポーターのごとく怒涛の勢いで迫ります。

思いがけず三浦との”関係”を問いただされた羽花は、「私と三浦くんの関係って何だろう?」・・・と、思わず考え込んでしまいますが取り合えず、「高校生活を指導してもらってます」・・・と、ありのままを返答。

すると羽花を取り囲んだ女子たちは、「世話係ってこと?・・じゃああなたが独り立ちしたら三浦くんはもう関わらない感じ?」・・・などと勝手な解釈をして、「安心した~」・・・と去って行くのでした。

突然の嵐が過ぎ去り一人残された羽花は、たった今”重大なことを言われた”ことに気づき、これまでの疲れもあって軽いめまいに襲われます。

どこか一人になって休める所・・・を探し出し、何とか身体を休めることが出来た羽花ですが、そこに突然三浦が「何してんだよ!」・・・と、笑顔で現れます!

思わず立ち上がる羽花ですが、めまいでふらつきそれを察した三浦から保健室に行くよう促されますが、「行くほどではない」と言って、そのまま二人で休憩することに・・・

「バカッコイイ見ました!」・・・と言う羽花に対し三浦は、「自他ともに認める”石森係”・・・と、羽花の顔をまじまじと見ながら言い放ちます!

すると、それを聞いた羽花は思わず立ち上がり、「三浦くん私、隙あらばたくさん話しかけるのでよろしくお願いします!」

・・・と、宣言するのでした!

 

ハニーレモンソーダ 4巻「第13話」を読んだ感想

今回も前回同様、羽花の成長をしっかりと感じられるストーリーでしたね!

これまでの羽花とは違って、文化祭の実行委員として最前線でクラスメイトを引っ張って行く一生懸命な姿に、心を揺さぶられずにはいられませんでした。

三浦や芹奈のようなキラキラした女子や男子たちに対しても、以前のように焦ったり卑屈になることもなく、しっかりと自分自身を持っていたように思います。

そして、公然と”石森係”を自称する三浦に対して、「隙あらばたくさん話かけます」・・・と、これまでの羽花には考えられないようなことを、直接本人に言えるほどになったんだなぁ~と、じんわり胸に沁みました。

まだまだ波乱万丈いろいろあるんでしょうけど、二人の展開が楽しみですね~!