七つ屋志のぶの宝石匣

漫画「七つ屋志のぶの宝石匣」4巻 Story16のネタバレ・あらすじ感想

講談社の”Kiss”で連載中の「七つ屋志のぶの宝石匣」は、二ノ宮知子先生が描く「宝石」と「質屋」がテーマの物語!

東京下町にある質屋「倉田屋」には、様々な事情を抱えた人々が日々集まります。

この店の跡継ぎである「志のぶ」は、「石の」を感じるという生まれつきの不思議な能力を持った女子高生!

そしてこの「倉田屋」に幼い頃”質草”として預けられた「北上顕定」は、成長して志のぶの”婚約者”にさせられてしまいますが、高級ジュエリー店の外商をしながら北上家に代々伝わるという「幸運の赤い石」を探し求めているのでした。

 

 

「七つ屋志のぶの宝石匣」4巻 Story16のあらすじ・ネタバレ

 

顕定の友人である「久世鷹臣」のジュエリーショップ「HULALU」で、志のぶはアンティークのかわいいブローチを見つけて盛り上がっています。

しかしそれは、新婚の夫が妻に贈る”ハネムーン・ピン”と呼ばれる特別なジュエリーで、それを聞いた志のぶは「間違えました」・・・と、そっとケースに戻します。

説明をした鷹臣は、若い子にも気軽にジュエリーを身につけて欲しいという思いで店を始めているので、「ハッハッハッ、いいんだよ好きなものを選んで」・・・と接客を続けるのでした。

その時、「いらっしゃいませ!」・・・と店員の声がして女性が一人来店します。

「あの・・久世さんにオーダーのジュエリーを頼みたいんですけど」・・・と言いながら来店したこの女性に、さっそく鷹臣は「久世は僕です、お伺いしましょう」・・・と接客を始めるのでした。

オーダーメイドは店にとって大きな売り上げになるので、オーナーである鷹臣は当然気合が入ります。

さっそく女性は「私の好きなこの石でジュエリーを作って欲しいです」・・・と言いながら、”デンドリティックアゲート”と呼ばれる石を取り出し鷹臣に見せます。

そして、3年前にインドで一目ぼれして買って以来、いつかジュエリーにするためにお金を貯めながらデザイナーを探していたことを力説・・・

鷹臣はこの女性と話す中で、かなりジュエリーについての知識があるように感じ、思わず「君、相当だね」・・・と言いながら、心の中では「石オタか?」・・・と呟くのでした。

 

 

「まるで絵画みたいだね」・・・と、手にした”デンドリティックアゲート”をまじまじと見ながら、店内の作業場でさっそくデザインを始める鷹臣・・・

作業場に遊びに来ている志のぶに向かって、「こーゆーマニアックな注文はワクワクするよ」・・・と嬉しくてたまらない様子です。

そんな姿を見て「鷹さんが輝いてる」・・・と、志のぶもじんわり嬉しくなるのでした。

しかし、ふと目に入った別の石を見て、志のぶは妙な気分になります。

「その石は?」・・・と尋ねる志のぶに鷹臣は、オーダーをした女性が持って来た”メレダイア”だと答えます。

一目見て、”合成ダイア”の可能性が高いことに気づいた志のぶですが、あまりに鷹臣が楽しそうに仕事をしているので、それを言うことが出来ませんでした。

数日後デザイン案が出来上がり、鷹臣が女性客と店内で打ち合わせをしていると、学校にいるはずの志のぶが突然来店します。

そして、何か言いたげな顔をしながら打ち合わせをする二人をチラ見・・・

志のぶの不思議な能力を知っている鷹臣は、「志のぶちゃん何かを感じてるのか?」・・・と気づきます。

その時、石を指さす女性の手から怪しげな黒いモヤのようなものが立ち昇るのを見て、志のぶは口をアングリ開けて驚き迷った挙句、「あなたはだれ?変な石持ってきましたよね?」・・・と結局我慢できずに言ってしまいます。

これを聞いてこの女は慌てふためいた様子で、「失礼すぎる、もういい!」・・・と言って、オーダーをキャンセルして逃げるように帰って行くのでした。

その後、少し離れた場所で誰かに電話をかけるこの女・・・

「すみません!失敗です」

「変な女子高生に”変な石”って言われて動揺してしまって・・・」

「石を持って引き上げるしか・・まさかこんなことが・・・」

 

「七つ屋志のぶの宝石匣」4巻 Story16を読んだ感想

「すみません!失敗です」・・・と女が誰かに電話をかけています!

誰?誰?誰?・・・なに?なに?なに?・・・という展開で終わってしまった第16話でした!

明らかに鷹臣を騙すためにオーダーをしたこの女の目的は何なのか?

そして、電話の相手は志のぶのことも、そしてその不思議な能力のことも知っている様子・・・

う~ん・・・まったく展開が分かりませぬ(>_<)