「オレも高嶺が好きだよ」・・・
佐伯くんから告られたことがいまだに信じられない蘭は、熱も下がり久しぶりに登校したものの、ぽけーっとして心ここにあらず・・・という感じです。
「高嶺の蘭さん 4巻」第13話のネタバレ・あらすじ

「本当に現実だったのかしら」・・・と、どこか遠くを見つめるかのように視点の定まらない蘭は、「記憶があいまい」・・・などとブツブツ言いながら花瓶の水替えをしています。
そこへ、「体調よくなった?・・おはよ!」・・・と佐伯くんが登校してきました。
その声を聞いて顔を見た瞬間、蘭は顔を真っ赤にして驚き、蛇口の水が出ている所を指で押さえてしまいます。
ぶしゃ~っと水が消防車のように勢いよく放水され、蘭の顔も髪もびしょびしょに・・・
佐伯くんが「だいじょうぶ~」・・・と駆け寄ると、蘭は濡れた頭からボタボタ水を落としながら「本日もお日柄が良いですね」・・・と謎の反応・・・
すると佐伯くんは持っていたタオルをフワッと蘭の頭に被せ、「よかったタオルあって、もうカゼひくなよ~」・・・と軽く拭いてあげるのでした。
蘭はこの時改めて、「夢じゃないのね~」・・・と、佐伯くんと”おつき合い”していることを実感します!
そして早速、この一大事を親友の智ちゃんに報告!
:蘭 「先日、佐伯くんと、お・・想いを伝え合いました!」
:智ちゃん 「きゃーーでかした、蘭~~!」
すると大喜びの智ちゃんは、蘭にとって衝撃のことを言い始めます!
「これから手つないで、見つめ合って、ちゅっちゅしたりするんでしょ~~」
これを聞いて蘭は、「刺激が強いですぅぅ~」・・・と顔を真っ赤にしてその場を逃げ出すのでした。
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放課後、帰り支度をしている蘭の頭の中では、智ちゃんに言われた「ちゅっちゅしたり」・・・というフレーズがぐるぐるぐるぐる回って、どこか上の空で落ち着きません。
そこへ「高嶺、一緒に帰ろ!」・・・と佐伯くんがやって来て一緒に下校するものの、二人とも妙に意識しすぎて、ソワソワしながらしばらく無言で歩くことに・・・
蘭は何か話しかけようとしても、頭の中を駆け巡る「ちゅっちゅ」という言葉に邪魔されて、まともに会話も出来ない状態です・・・
すると、もじもじ・・そわそわ・・と続いた沈黙を破って佐伯くんが、思いがけない提案をしてきました。
「なあ高嶺、名前で呼び合わない?」
それを聞いて、「ええっっ!!」・・・とあまりに驚く蘭に、「そんなびっくりする?」・・・と逆に驚いてしまう佐伯くん!
それでも、「オレら、つき合い始めたんだしさ」・・・と、いろいろ候補を言い出します。
「何がいいかなぁ~、蘭ちゃん・・ランラン・・」
そして、いくつか言った中で結局決めた呼び名は・・・「蘭」
シンプルな呼び方で決まりましたが、いきなり真顔で”苗字”ではなく”名前”を呼ばれた蘭は、顔を赤くして汗だくになってしまいます。
「え?汗やばいぞっ・・」
「お父さんにしか男の人に呼ばれたことないので・・・」
そんな蘭も、緊張で目を回しながらも、なんとか名前を呼んでみます。
「あ、あ、あき、あき、晃さんっ・・!」・・・と必死に呼んでみたものの佐伯くんは、「なんか佐伯くんより遠い気がする」・・・と苦笑い。
「まぁ急に変えなくてもいっか、ぼちぼちいこっ」・・・と、蘭を自宅に送り、自分も帰っていくのでした。
「高嶺の蘭さん 4巻」第13話を読んだ感想
いよいよ、”おつき合い”編が始まりました。
ぽけ~っと放心状態の蘭ちゃんがカワイイですねー
私にもこんな時代があったのか?
・・・なんて思い出してみたけど、う~ん・・・あったような、なかったような・・・よく覚えてませんww
佐伯くんが名前をビシッと「蘭」・・・って呼んだ時、一番シンプルで何故か私も素直に受け入れることが出来ました。
あとは蘭ちゃんも「晃さん」・・・じゃなくて、「晃くん」・・・って素直に言えるようになるのかな?