わたしの幸せな結婚

漫画「わたしの幸せな結婚 3巻 第15話」ネタバレ・あらすじと感想

突然さらわれた美世を助けるため、清霞は斎森家へと車を走らせます。

清霞に助けを求めた辰石幸次は、あまりに冷静な清霞の態度に「本当に美世を助ける気があるのか?」・・・と不信感を抱きますが、すぐにその考えが間違いだったと思い知ることに・・・

斎森家の固く閉ざされた門の前で、「開けてもらえるのか?」・・・と心配する幸次をよそに、清霞は一言「問題ない!」・・・と言い放ち”落雷”を起こして門を破壊!

幸次は清霞の激しい怒りを目の当たりにしたのでした。

 

 

「わたしの幸せな結婚」 3巻 第15話のネタバレあらすじ

 

目を覚ました美世は自分がさらわれたことを思い出し、ゆり江と清霞に迷惑をかけてしまったことを悔やみます「申し訳ない・・・」

そして、あたりを見渡して場所を確認しようとしますが、薄暗いこの場所が幼い頃から何度も閉じ込められた”斎森家の蔵”の中であることに気づくのでした。

その瞬間、「継母や香耶がやってきたら」・・・と恐怖心に襲われます!

「昔は耐えられたけど、今は・・・」

・・・と、安心できる居場所が出来て、忍耐力がもろくなっている自分に気づきます。

その時、ガタガタ・・・という音がして扉が開かれました!

「あら、おねえさま、お目覚めだったの?」

そこには、不敵な笑みを湛えた香耶の姿が・・・

そして、「いい気味ね、おねえさまに綺麗な着物は分不相応よ」・・・といい放ちます!

するとそこへ、「あなたのせいよ!」・・・と叫びながら継母が入ってくるなり、美世に対して殴る蹴るの暴行を加えます。

自分の人生がおかしくなったのはすべて”美世のせい”・・・だという、美世にとってはまったくいわれのない理由で殴り続ける・・・

美世は、継母の暴行に耐え忍んでいた昔を思い出しながら、この瞬間を耐えるのでした!

しかし突然、継母が思いがけないことを口にします!

「久堂さまとの婚約を破棄しなさい!」

継母は美世の髪を掴んで引っ張り上げ、鬼の形相で見下しながら婚約の破棄を迫るのでした!

これに便乗して香耶も、「おねえさまには荷が重すぎるでしょ。私と代わってくださる?」・・・などと、自分と婚約者の立場を入れ替わるよう要求!

さすがに美世は、二人の執拗な罵倒と暴力に心が折れそうになります・・・

「ここで諦めれば楽になれる・・・」

いつも通りさっさと諦めて「婚約者の座は譲る」・・・と言えばきっと解放される・・・

幼い頃から奪われ続けてきた美世は、今まで継母と香耶の激しい嵐を「諦める」ことでやり過ごしてきたのです。

そして今も、諦めて楽になりたい・・・という思いに囚われそうになりますが、美世の中には今までには無かった強烈な思いが芽生えていたのでした!

「・・・いやです、婚約は破棄しません!」

思いがけない美世の反論に「口ごたえしないでちょうだい!」・・・と、激しく平手打ちをする継母!

しかし、「わたしが久堂清霞の婚約者です」・・・と絶対に譲らないということを、今までの美世からは考えられないほどハッキリと言い放つのでした!

 

 

その頃屋敷の玄関には、清霞の起こした落雷の音に驚いた斎森家当主が「何の音だ?」・・・と姿を現しました。

そして、破壊された門扉を背にこちらに歩み寄る清霞の姿を認め、「久堂殿、これはいったい」・・・と、驚きながらも冷静さを装い問いかけます。

それに対して清霞は、「美世はどこだ、斎森殿!」・・・と、こちらも静かに問いかけますが、その言葉には激しい怒りが込められているのでした!

清霞はさらに、親としての本心を問いただします。

「貴殿は美世に、父としての愛情をお持ちなのか?」

こう問われた斎森は、「”無能”に情などあるわけなかろう・・・」

・・・という非情なセリフを吐き捨て、まったく情などないことを認めます。

これを聞いた清霞は、「もう遠慮はいらんな」・・・と斎森に迫りますが、そこに「お帰り願おうか久堂殿」・・・と、美世をさらった張本人である辰石家の当主が現れました。

そして、「美世はもうあなたに会わぬと言っている」・・・と言い捨て帰るよう促しますが、清霞は「本人に聞いてみる」・・・と言って中へ押し進もうとします!

この侵入を斎森と辰石は”結界”を張って防ごうとしますが、清霞にはまったく通用せず能力者としての格の違いを見せつけるのでした!

辰石家の次男である幸次は、自分の父親がこんなにもあっさりと清霞に敗れ、改めて「久堂清霞」という男のケタ違いの実力を思い知ることになりました。

清霞は、美世が居そうな場所を幸次に尋ね先に進もうとしますが、その時、再び辰石が術を使って攻撃を仕掛けてきます!

なんと、屋敷の中で”火”を使って襲い掛かってきたのでした!

清霞の結界で二人は炎から身を守れますが、屋敷のあちこちに火が回りが炎に包まれ燃え盛る・・・

自分の欲望に狂い愚かな行動に走った辰石を、清霞は再び落雷を起こして感電させ気絶させました。

そして美世が閉じ込められている蔵へと急ぐのでした!

 

「わたしの幸せな結婚」 3巻 第15話を読んだ感想

幸せへと一歩踏み出した美世の成長と、清霞の能力者としての実力の一端を垣間見ることが出来た第15話でした。

継母と香耶の、あまりに理不尽な言動と暴力に怒り心頭に発する・・・というよりも、ただただ悲しい気持ちになりました(´;ω;`)

でも、もう以前のすべてを諦めて生きてきた美世とは違います!

自分の意志で、自分の言葉でハッキリと、「わたしが婚約者です!」・・・って宣言できた!

愛と信頼、そして思いやりの心が、閉ざされていた美世の心をしっかりと開いてくれていたんですね~、早く清霞に助け出して欲しい!

それにしても、雷を自由自在に扱えるとは、あの「うる星やつら」のラムちゃんみたいですよね清霞は!

門を一瞬で破壊するかと思ったら、今度は電圧を変えて人を死なない程度に感電させる・・・

スゴイ術使うんですね~・・・他にどんな能力を隠してるのか気になります?

ああ、はたして無事に救い出せるのか?