荒瀬からハグされた瞬間を英語教師の五十嵐に目撃され、慌てて「荒瀬の仕業」・・・と、保身に走って落ち込んでいる吉高・・・
その日の夜、お詫びのザンギを渡しそそくさと帰ろうとする吉高を、荒瀬は「あ、忘れ物です」・・・と言ってギュっとハグをします。
念願のハグをしてもらい照れて熱くなっている吉高ですが、荒瀬の放った”余計な一言”でまた帰ろうとするのでした。
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先生は恋を教えられない 2巻第8話のネタバレ・あらすじ
突然のハグにとまどいつつも嬉しさの余韻に浸る吉高ですが、荒瀬が言った一言で我に返ります!
「これじゃ物足りない?・・物欲しそうな顔してますよ。」
これを聞いた吉高は、「してません!じゃぁね」・・・と、ちょっとイラつきながら帰ろうとしますが、それをまったく気にする様子のない荒瀬から、「少し歩きません?」・・・と誘われ、「生徒の頼みならしょうがないわね」・・・と、嬉しい気持ちを隠しながら冷静に答えます。
そして、すかさず手を繋いできた荒瀬に、「ダメよ、恋人みたいじゃない」・・・と人目を気にして拒みますが「かわいい生徒の頼みですよ!」・・・と言われ、結局手を繋いで歩くことに・・・
完全に相手のペースに乗せられブツブツ文句を言う吉高ですが、荒瀬はそんなことにはおかまいなく、「あ!満月」・・・と夜空を見上げ、まったく話を聞いていない様子!
思わずつられて夜空を見上げてしまいますが、そこにはまん丸にひかり輝く満月があり、「ほんとね・・きれい」・・・と、しみじみと心で感じたままを口にする吉高でした。
するとこれを聞いた荒瀬が、「それって愛のメッセージ?・・月がキレイですねって、アイラブユーの訳なんでしょ?」・・・と、たまたま知っていた古典文学で使われた翻訳語を引き合いに出し吉高を驚かせます!
「でもイマイチピンとこないのよね~」・・・という吉高に、「じゃあ先生ならなんて訳すの?」・・・と荒瀬がじっと見つめながら問いかけると、もう吉高の頭の中には「I LOVE YOU」がいっぱいになって、言葉にならないうめき声を出すばかり・・・
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— 源素水 (@minamoto4696) October 9, 2020
「へいへい、国語教師」・・・と荒瀬に冷やかされ、むきになって「じゃああなたはなんて訳すの?」・・・と詰め寄る吉高!
すると荒瀬は「子供だから、愛とかよく知らないんで!」・・・と都合よく逃げます!
そして、「先生が教えてくださいよ~」・・・と、吉高の肩にもたれかかって甘えようとしますが、荒瀬の体を押し戻しながら、「大人になったらね」・・・と、吉高も都合よく逃げるのでした。
その時、二人同時に「クシュン!」・・・とくしゃみ。
「寒い」・・・という吉高の肩をそっと抱き寄せる荒瀬。
二人で見上げた空にはまん丸の月が輝き、荒瀬の口から不意に「キレイですね」・・・という言葉がなんの違和感もなく自然に出てきた瞬間、吉高は「I LOVE YOU」を日本語に訳した作家の気持ちを理解します。
そして、自分が何気なく言った言葉の意味に気づきちょっと恥ずかしくなっている荒瀬に対し、「ちゃんと伝わったわよ。愛のメッセージ」・・・と言いながら、にっこり微笑んで月の光の中を帰ってゆく二人でした。
先生は恋を教えられない 2巻第8話を読んだ感想
相変わらず、荒瀬のマイペースに振り回される吉高先生ですねww
それでも、まったく憎めないキャラの荒瀬と、一生懸命さが空回りしがちな吉高の二人の関係が、なんともほのぼのしていい感じ・・・
お互いに「愛」がよく分からない・・・と言いながらも、ちゃんと「愛」を育んでいるなぁ~・・・という感じが伝わってきて、ちょっと不思議なラブストーリーだと思います。
こんな恋愛も「あり」なのかな~?
あの「夏目漱石」が訳したという逸話のある、「I LOVE YOU」の訳語ですが、「月がキレイですね」・・・でちゃんと伝わる瞬間も、きっとあるのかもしれませんね。
そして吉高と荒瀬の関係は、もうそれくらい深まっていたのかと思うと、なんだかジワジワときめきます。
まだまだ続く、決してバレてはいけない二人の関係が今後どうなっていくのか・・・?
ちょっとの不安を感じつつも、やっぱり楽しみです!