悪夢にうなされていた美世を清霞は抱きしめ、「泣きたいだけ泣くといい」・・・と言って優しく慰めてくれました。
しかし、一層深い絆で結ばれた二人に「辰石家」当主の陰謀が迫りくる・・・
辰石にそそのかされ、美世との立場を取り替えようと暴走する香耶!
そして、清霞のお守りを忘れてしまった美世は何者かに誘拐されてしまうのでした。
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「わたしの幸せな結婚」 2巻 第13話のネタバレあらすじ

辰石家当主である幸次の父親からの唐突な呼び出しに応じ、香耶は辰石家を訪れていました。
当主は、「信じがたいものを見た」・・・と、香耶に話を切り出します。
「君は知りたいのではないかと思う、美世の今を…」
真実を確かめるため、香耶は急いで美世のもとへ「式」を飛ばしました。
思い出すのはまだ幼い頃のこと・・・母は異母姉の美世を「斎森の娘ではない無能者」・・・と罵り、あれと同じになってはいけないのだと香耶を厳しく育ててきました。
自分が上で美世が下、常に「美世以上でなければならない」・・・と言われ続けてきたのです。
ところが、式が見せた美世の姿は、これまでの美世からは想像もできないものでした。
髪を綺麗に結い、美しい着物を着て朗らかに微笑む美世。
香耶は「あれが美世のはずはない」・・・と、愕然とします!
さらに、美世の傍には先日、斎森家で見かけた美しい男性がいました。
香耶はようやく、彼が「久堂清霞」だと知るのです。
そして、美世と恋人同士のように笑い合う彼の姿を見て「何もかもがおかしい」・・・と考えます。
美世は外見を取り繕っても中身は空っぽで、絶対に自分の方が美しく優秀なのです!
香耶は「自分が落ち目の斎森家の女主人として終わるような器ではないはずだ」・・・と思い、父親のもとへ駆け出しました。
「久堂家の嫁にふさわしいのは私だわ。おねえさまと取り替えてください!」
父親は当然、「何を言い出すんだ」・・・と聞く耳を持ちません!
納得できない香耶に、「美世のことは忘れろ!」・・・と言う父親。
そして、「時間があるなら幸次くんに会ってきなさい」・・・と、この話を終わらせました。
父親の部屋を後にし、言うことを聞いてくれないなんて初めてだと思う香耶。
そこへ通りかかった幸次の姿を見て、香耶は不気味に微笑みます・・・
「幸次さんはおねえさまと婚約したくない?」
意味が分からないと答える幸次に香耶は、自分の方が久堂家の嫁にふさわしい、立場を取り替えた方が良いと幸次に提案します。
馬鹿を言わないでくれと戸惑う幸次に、「おねえさまの方が好きでしょ?」・・・と無邪気に言う香耶。
そういう問題じゃないと呆れ、家長の許しがないなら無理だと幸次は言います。
取りつく島のない幸次に、香耶はもういいと逆上し、その場を後にしました。
そして、辰石家当主なら協力してくれるはずだと、香耶は考えるのでした。
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その日、美世は泊まり込みの仕事で疲れているであろう清霞のために、差し入れを持ってゆり江と共に職場を訪ねていました。
門番に久堂清霞の婚約者ですと告げると、すぐに清霞が出てきてくれました。
突然の訪問に驚く清霞に美世が差し入れを持ってきた旨を伝えると、「助かる」・・・と言いつつも、恥ずかしさを隠すため仏頂面を崩しません。
美世に「中で休んでいくか?」・・・と声を掛けると、「邪魔をしてもいけませんので」・・・と断わられ、清霞は少しだけ寂しそうな顔をするのでした。
そして、「お守りを持っているか?」・・・と尋ね、美世が「はい」・・・と答えたところで、清霞に呼び出しがかかりました。
清霞は送っていけないことを詫び、気を付けて帰るように言います。
美世が行こうとした時、突然、清霞は美世を呼び止めました。
すると清霞は、振り向いて立ち止まった美世の頭をぽんぽんと撫でます。
微笑むゆり江と赤面する美世・・・
ところが、職場から少し離れたところで美世は、お守りを家に忘れてきてしまったことに気付きます。
「清霞と約束したのに」・・・と落ち込む美世。
お守りの効力は分かりませんでしたが、あれがないと、いつも守ってくれている清霞の気配が薄れたような気がして落ち着きません。
そして家までもう少し・・というところで、ゆり江と美世の傍に猛烈な勢いで車が止まります!
「美世さま!」・・・と言う、ゆり江の声が響く中、腕を掴まれ抵抗する間もなく美世は縛られ、車に乗せられてしまうのでした。
「わたしの幸せな結婚」 2巻 第13話を読んだ感想
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えええ?・・・という展開が次々に続く第13話でした!
まずは香耶の大暴走ですが、これは香耶自身の性質よりも、母親の育て方が問題だなあという印象です。
恋人との仲を裂かれたのに結局その恋人の後妻になり、自分は能力者を産むことができた。
異能の家出身の前妻の子には能力がないのに・・・
「じゃあなぜ引き裂かれなければならなかったのか?」・・・って色んなものを恨む気持ちは分かります。
でも、恨みを晴らすための道具に娘を使ってはいけない!
結果的に、娘も歪んでしまいましたよね。
なので、まあ香耶にも同情の余地はあるかなと思います。
一瞬、幸次が香耶の提案に乗るかと不安でしたが、まともな青年で良かった!
その調子で香耶を制御してほしいですね。
さて、清霞の頭ぽんぽんのドキドキから美世誘拐事件発生のドキドキで、心臓が追い付きませんが、清霞がどうやって美世を救い出すのか、またドキドキであり楽しみでもあります。