”不法入国者”の女性の顔を日本人らしくすることもできるのが、敏腕美容外科医「権藤弓一朗」です。
人が最も注目する「顔」を変えることで、人生が一変するケースは珍しくありません。
人生を変えることが出来る弓一朗の施術を求めて、今回はいったいどんな人がやってくるのでしょうか?
『Dr.クインチ』
たまたま1巻を読んだんですがなかなか面白い。毒舌・天才美容外科医の話。3話ONE STEP CLOSER、5-6話ひかりの糸はちょっと感動。それぞれのタイトルは曲名ですね(主に洋楽?)。「その渇き…引き受けた!」おすすめです。https://t.co/9gIjJAWv24 #Drクインチ— 藤井あきら🌈デジタル都議🐈都民ファーストの会⚽ (@fujiiakiratokyo) September 9, 2020
「Dr.クインチ2巻 case10」のネタバレ・あらすじ
ある日、藤美容クリニックの応接では、派手な化粧の中年女性が「ペットの犬を二重瞼にして欲しい」・・・と、院長の藤美恵里子に繰り返し求めていました!
言われた恵里子は、さすがにうんざりしています・・・
それもそのはず、藤美容クリニックでは犬の施術は行っていないと、何度も何度も断っていたからです。
すると、「犬」と口にした恵里子の言葉に、中年女性は敏感に反応します!
「犬じゃない!家族よ、二重にしなさい!」・・・と、自分と同じような二重瞼にして欲しいと、同じことを訴えかけるのでした。
そこにやって来た執刀医の「権藤弓一朗」は、この女性が繰り返す荒唐無稽な主張に対して、「アンタ別の病院で頭の中診てもらいな」・・・と、軽く暴言を吐きます!
それに対して中年女性は、「名誉棄損で訴えられたいの?」・・・と騒ぐものの、弓一朗は「弁護士なしで完勝してやるぜ」・・・と、強気な態度!
裁判沙汰を絶対に避けたい恵里子は、2人の言い争いを仲裁します。
そして「ペットじゃない」・・・と言い張る女性に対して、「何か喋らせな」・・・と弓一郎が言うと「声帯を切ってるから」・・・と言う返事・・・
これを聞いた弓一郎は、「よくも家族の声帯を切れるよな?」・・・と、大げさに言いながら、この中年女性を追い帰すのでした!
この頭のオカシイ女にうんざりしていた恵里子ですが、もう少しソフトに対応できないものかと弓一朗にお願いするものの、そんなことを気にする弓一朗ではありません!
そして、騒ぎがひと段落したそんな時、弓一朗あてに電話が入ります。
「特別チーム」の再結集と聞いて、弓一朗と恵里子の間にピリッとした緊張感が走りました。
特別チームの再結集で呼び出された弓一朗たちは、城南医科大学付属病院を訪れます。
そこには、5年前に弓一朗が植毛手術を行った患者がいました。
その患者は、大手外食会社「コムショー」の会長で、現在この会長が交通事故によって昏睡状態に陥っているというのでした。
今回、この召集をかけたのは、コムショーの二代目「呉門尚人」
事故で会長の顔はよく分からなくなっていましたが、特徴的な眉毛から「親父に間違いない」・・・と、尚人は判断したのです。
これを聞いて恵理子は、なぜ美容外科が呼ばれたのかを質問します。
すると、事故はまだ公表しておらず、3ヶ月後の株主総会で会長の健全ぶりを株主に見せて欲しいと、尚人は言うのでした。
形成、口腔、美容外科がそれぞれ連携し、会長の顔を元通りに直してもらいたい・・・というのが尚人のもくろみです。
そして、3年前に顔が半分吹き飛んだ女性を治療したという話を、尚人は興味本位で弓一朗に聞きますが、これに弓一朗は怒りを露わに!
とにかく顔を手術で直して、株主総会で都合よく自分にバトンタッチ出来ればそれで良いと考える尚人に、生死を問わないような発言が癇に障った弓一朗は、「俺様に喧嘩売ってるのか?」・・・と挑発!
弓一朗と尚人は激しく言い争いますが、そこに母親の「呉門尚子」が現れ、息子の非礼を詫びながら、「夫を元通りにして欲しい」・・・と、弓一朗に頭を下げるのでした。
恵里子が小さく頷いたのを確認した弓一郎は、この施術を引き受けることに決めます!
「その渇き・・引き受けた」
はたして手術は成功し、会長は命を取りとめ顔は元に戻るのか・・・?
「Dr.クインチ2巻 case10」を読んだ感想
どこかほのぼのとした「犬の二重瞼」の押し問答から一変して、後半はかなりシリアスな展開になりましたね。
また「特別チーム」の再結集のことや、恵里子の様子がどこかおかしかったりするなど、いくつか伏線が張られているようで、1話でスッキリ解決するパターンではないようです。
3年前に、顔の半分を失った女性を元に戻した・・・っていう話に弓一朗が激しく反応したこと、気になりますね~。
弓一朗があんなに怒りを露わにしたのは、初めてではないでしょうか?
そして迎えた仰天の展開・・・「case11」へと続いていきます。