古見さんは、コミュ症です。

漫画「古見さんは、コミュ症です。」9巻のあらすじ・ネタバレ感想|ドキドキのバレンタインデー!

とても楽しかった修学旅行が終わり、またいつも通りの日常が戻ってきました。

でも、何だかみんなそわそわしている様子・・・それは、バレンタインデーが近づいてきているからでした。

初めて友達や好きな人?・・・のために、チョコレートを作ることになった古見さん。

勇気を出して渡す事ができるのでしょうか?

 

 

古見さんは、コミュ症です。9巻のあらすじ・ネタバレ

 

修学旅行が終わって最初の登校日、古見さんに1つの試練が待ち受けていました。

それは「修学旅行で仲良くなった人に、どんな感じで声をかければいいのか分からない!」・・・ということです。

佐々木さんも加藤さんも、向こうから気さくに声をかけてくるほどコミュ力が高い訳ではないようで、元から仲が良かった友達と話しています。

そんな中、比較的コミュ症気味の「中々さん」「井中さん」「片居くん」は、修学旅行の話をきっかけに友達と話が弾んでいる様子!

それでも古見さんは話しかけに行くことができません・・・

その様子を見ていた只野くん、古見さんの背中を「トンッ」と押して勇気を与え、そのおかげもあって、同じグループで楽しんだ佐々木さん、加藤さんとお話しすることができたのでした。

その後、尾根峰さんの家でバレンタインデーのチョコを作ることになった古見さん!

尾根峰さんの3人の弟達の元気さに圧倒されながらも、チョコ作りは順調に進みます。

「シャアのねーちゃん」というあだ名もつけられて弟達とも打ち解けてきた古見さんは、「キレイな声してるから、もっとしゃべったほうがいいよっ!」・・・と言われて、話す勇気をもらいました

でも、肝心のチョコはおいしさのあまり全部食べてしまい、自宅でもう一度作り直す古見さんなのでした。

 

 

翌日は、男子も女子もみんなが待ちに待ったバレンタインデー!

古見さんも、たくさんの友達と友チョコを交換していますが、そんな中、いつもは古見さんの考えていることもよく分かって落ち着いている只野くんの様子が変です・・・

そわそわして、古見さんに何か言いたそうな感じ・・・

結局、放課後まで女子からチョコをもらえなかった只野くん、男子の片居くんから「友チョコ」をもらいますが気持ちは晴れません。

そして帰宅して玄関が閉まった瞬間、膝から崩れ落ちてしまいました。

本命どころか「友チョコ」すらもらえず、”0個”なのです!

男子の片居くんからもらったチョコは、当然集計には含まれません!

その後、母親からもチョコをもらいますが、もちろんこれもノーカンです。

すっかり傷心の只野くんは、茫然自失のまま夕食を食べ始めますが、その時、勘の鋭い妹が玄関先の人影に気づき、只野くんを外に行くようにうながします。

玄関を開けると、そこにいたのはなんと古見さんでした。

 

 

2人で近くの公園まで行き、そこで手渡されたのは学校のプリントでした。

只野くんは、女子からチョコをもらえなかったショックで、放課後に委員長会があることを忘れて帰ってしまっていたのでした。

副委員長の「なじみ」からそのプリントを託されて、届けに来てくれたというわけです。

ここでまたしても、只野くんの期待は打ち砕かれてしまいました・・・

「もらえないのは仕方ないけど、古見さんに・・嫌われてなかったらいいな」・・・と思いながら帰りかけると、「只野くんっ!」・・・と呼び止められます・・・

そこで古見さんは、勇気を振り絞ってようやくチョコを渡します!

ものすごく喜ぶ只野くんの嬉しそうな顔を見て、顔が真っ赤になってしまった古見さん!

そのチョコは、「作った中で一番うまく出来たもの」・・・だと伝えます。

友チョコと言いながらも、「一番うまく出来たもの」・・・とは、なかなか意味深!

こうして、只野くんのバレンタインデーは無事幕を閉じましたが、その後、ホワイトデーのお返しに激しく悩むことになります。

お返しにも意味があって、飴は「好き」マシュマロは「嫌い」・・・と、悩んでしまって決められないので妹に相談することにしました。

真剣に悩んでいる兄の様子を見てニヤリ・・・と、何かを察した妹の「瞳」

瞳に詰問され、「古見さんのことが気になってる」・・・と、正直な気持ちを打ち明けます。

瞳はそんな兄のために、一肌脱ぐことにするのでした。

そして、事前のリサーチでより映えるお菓子も把握済み・・・デパートで”最適なお返し”を買うことが出来ました。

 

 

そして迎えたホワイトデー・・・片居くんにはお返しの代わりに「ご飯を奢る」・・・ことにした只野くんですが、肝心の古見さんには緊張しすぎて渡せませんでした

只野くんに残された選択肢は1つ・・・それは、古見さんの家に行って渡すこと!

とても緊張して、なかなか古見さんの家のチャイムを鳴らせない只野くん・・・

「古見さんはこれ以上に緊張していたんだろうな」・・・と、思いをはせます。

そして意を決してチャイムを鳴らすと、古見さんのお母さんが出てきました。

その時古見さんは、おつかいに行っていたので、部屋に上がって待たせてもらっているところに、お父さんが入ってきて側に座ります。

そこに流れる、長~い沈黙の時間・・・

娘のボーイフレンドを自分の目で見ておきたい・・・という親心ですが、お父さんもコミュ症なので何も話せません!

そこに帰ってきた古見さんに、無事”お返し”を渡すことができて一安心!

古見さんは、かわいくていい匂いがする素敵な「ハンドクリーム」をとても気に入って、一緒に入っていた「1つの飴」の意味にも気づいたようでした。

 

古見さんは、コミュ症です。9巻を読んだ感想

修学旅行では、只野くんが近くにいなくても新しい友達を作ることが出来た古見さんですが、やはりまだまだ彼がいないとダメなようです。

そんな古見さんの頼りなさげなところがまた、このマンガから目が離せなくなってしまう要因なのだと思いますね。

バレンタインデーやホワイトデーの場面では、古見さんや只野くんの「渡したいけど緊張しすぎて渡せない」・・・という様子が自分の体験と重なり、とても臨場感を感じてドキドキしながら楽しく読むことが出来ました。

こうやって、2人の距離がよりいっそう縮まっていくところが注目の「第9巻」でした!