古見さんは、コミュ症です。

漫画「古見さんは、コミュ症です。」8巻のあらすじ・ネタバレ感想

クリスマスパーティを開いたりお父さんの実家に帰省したりで、とても賑やかだった冬休みが終わり、いよいよ3学期が始まりました。

でも、澄んだ冬の空気とは対照的に、古見さんの心は憂鬱です・・・

それは中学生の頃、とある事情で修学旅行に行かなかったことを思い出していたからでした。

今回は、そんなコミュ症美少女「古見さん」の、初めての修学旅行に密着です!

 

 

「古見さんは、コミュ症です。8巻」ネタバレあらすじ

 

修学旅行の班決めの前日、古見さんの様子がいつもとちょっと違います。

只野くんの話にも上の空で、どこかちょっと元気がない様子・・・

そんな異変に気づいた只野くんですが、結局その理由は分からないままでした。

そして、古見さんと別れた直後、携帯に着信が・・・相手は古見さんでした!

直接はほとんど話せない彼女ですが、電話では少し話せるのです。

実は古見さん、中学生の頃、修学旅行の班決めで一人だけ余りました・・・

じゃんけんで残ったグループに入ることに決まりましたが、「どう思われているんだろう?嫌がられているんじゃないのかな?」・・・と、不安で不安でメンバーの顔を見ることさえできませんでした。

そして結局、古見さんは修学旅行に行かなかったのです

「怖いんです」・・・と打ち明ける古見さんを励ますために、只野くんは言います。

「もしそうなったら、修学旅行は休んで二人で行きましょうか・・京都」

そんな只野くんの気遣いに、不安が和らぐ古見さんでした。

 

 

そして翌日、古見さんの不安は一瞬で消し飛んでしまいます!

みんなが彼女と一緒の班になりたがって決まらず、結局くじ引きで決めることに・・・

修学旅行当日、古見さんはそわそわしながら駅に向かいますが、予測不能の修学旅行の始まりです。

古見さんと同じグループになったのは、「加藤さん」「佐々木さん」の2人。

なんだか気まずい空気で不安を感じさせるグループですが、2人の思いは同じです!

「古見さんにこの修学旅行を、最大限楽しんでもらう事!」

二人は心の中で、固く手を取り合うのでした。

京都に着き、有名なお寺をいくつか見学して1日目の日程を終えた一行は旅館に到着、ここでも古見さんにとっては初体験の連続です。

友達と一緒にお風呂に入ったり、寝る前の枕投げ大会などなど・・・

とても楽しかった一日の事を思い出して、なんだか目が冴えて眠れない古見さんなのでした。

 

 

そして2日目、グループ毎の自由行動の日。

まだまだぎくしゃくしてますが、しっかり者の加藤さんが立ててくれた計画で動くことになる古見さんグループ!

まず向かったのは、大阪のあの有名なテーマパークです。

移動の電車内で談笑もして、少しずつ打ち解けてきて、加藤さんが乗り物に早く乗れる券まで事前に準備してくれていたおかげで、すぐに人気アトラクションにも乗れて大満足!

彼女が立てた計画はまさに分刻みのスケジュールで、この後はたこ焼きを食べることになっているので、まだ午前中ですがテーマパークをあとにします。

そして、熱々のたこ焼きを急いでほおばり、次に向かうは奈良の名所!

古見さんも、鹿にせんべいをあげることができて満足げです。

しかし、京都に戻る時間がギリギリになり、どうにか飛び乗ることが出来た電車の中では、加藤さんと佐々木さんが少し険悪なムードです・・・

タイトなスケジュールを考えた加藤さんに対して、もっとゆっくり楽しんだ方が良かったんじゃないかと思う佐々木さん!

でも、古見さんは十分に楽しんでいたので、すぐに2人は仲直り!

この日古見さんには、新しい友達が2人できたのでした。

2日目の夜は昼の3人グループでホテルに宿泊です。

消灯時間になると、修学旅行恒例の恋バナが始まります。

古見さんは2人に詰め寄られ、好きな人の名前の頭文字が「H」であることを白状します。

翌日の帰りの新幹線で寝てしまった古見さんの隣に、加藤さんと佐々木さんの策略で只野くんが座ることになりました。

すると、古見さんは只野くんの肩に頭を預けて寝る姿勢に・・・

目が覚めてそのことに気づき、すごく恥ずかしくなります。

その後は思い出話で盛り上がり、古見さんの楽しかった修学旅行は幕を閉じたのでした。

 

古見さんは、コミュ症です。8巻のみどころと感想

勇気を出して只野くんに不安を告白した古見さんに、きゅんとしてしまいました。

あの古見さんが、只野くんがいないところでもクラスメイトと仲良くできるようになったことがとても感慨深いです。

古見さんの楽しそうな顔がたくさん見られて、ほのぼのした気持ちになりました。

今までの彼女にとっては、苦い思い出でしかなかった修学旅行ですが、すごく楽しい思い出に書き換えられたことでしょう。

修学旅行という日常とは違うイベントを通して、古見さんが見せてくれる新しい表情が見逃せません。