2021年夏、「わたしの幸せな結婚」の朗読劇化が決まりました!
今後、詳細が分かってくると思いますが、楽しみですね!
久堂家にやってきた美世は、自分ができることをと考えて清霞のために朝食を用意します。
しかし、久堂家当主「清霞」は、「毒でも入っているのか」 ・・・と言って、美世が作った朝食に一切口を付けませんでした!
そんな清霞の視点で始まる第3話では、清霞の考えや美世に対する印象が垣間見え、彼が冷酷なだけの人物ではないことが少しずつ明らかになっていきます。
\🌸11月22日「#いい夫婦の日 」記念②🌸/
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2021年夏
「#わたしの幸せな結婚 」
朗読劇化決定✨
⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰🌸キャスト
清霞役:#石川界人 さん
美世役:#上田麗奈 さん
香耶役:#八木侑紀 さん ほか🔻詳細https://t.co/m6zumqLFPF pic.twitter.com/jTmKZoZfES
— 『わたしの幸せな結婚』公式@朗読劇化決定🎉 (@watashino_info) November 22, 2020
「わたしの幸せな結婚 1巻」第3話のネタバレあらすじ
あらすじ1|久堂家と斎森家の関係
久堂清霞は「対異特務小隊」を率いる帝国陸軍少将です。
この隊は帝国内の怪異に対処するために設けられたもので、隊員のほぼ全員が怪異を見る力“見鬼の才”を持ち、その他様々な異能者で構成された特異な部隊でした。
清霞は先程から書類の処理に追われていますが、今朝の出来事が気にかかって集中できずにいました!
今朝、斎森家からやってきた婚約者「美世」が作ったという朝食を、毒入りか・・・と疑い、一切箸を付けずに出てきたのです。
使用人のゆり江は、一生懸命に支度をしていた美世が毒など入れるはずがない・・・と、美世の肩を持っていましたが、斎森家は信用のならない家でした。
清霞の命を奪い、久堂家にとって代わろうと画策している可能性もあったからです。
だからこそ、会ったばかりの他人の作った食事など食べる気にならなかったのでした。
しかしゆり江は、美世はこれまでの婚約者とはどこか違うと言います。
清霞のもとにやってきたこれまでの婚約者は、質素な生活を嫌悪したり、ゆり江を虐げたり、様々にわがままを言ったりする者ばかりでした。
清霞自身、名家の当主でありながら郊外の別宅で質素な生活を送ることを普通ではないと思っていましたが、その理由を理解しようとせず、自分の意見ばかりを主張する女たちに辟易していました。
それでいつも破談になってしまうのです。
そんな今朝のやり取りを振り返りながら、清霞はおよそ名家の令嬢とは思えない使用人のような美世の姿を思い出します。
いつものように婚約者は早々に追い出すつもりでしたが、斎森の娘は結婚相手としての条件は良く、しばらく様子を見ることにしました。
あらすじ2|初めてのゆうごはん
清霞が帰宅すると、美世が玄関で出迎え、今朝のことを伏して謝罪します。
美世は、夕食はゆり江が作ったものを用意しており、毒などは入っていないのでお許しくださいと再び頭を下げました。
清霞は「本気で疑っていたわけではない」・・・と言い、言い方がきつかったことを謝ります。
清霞は威圧しているつもりなどありませんが、美世は小さな体を更に小さくしてしまう・・・
そして清霞は改めて、令嬢らしくない美世の身なりを確認しました。
古着とも呼べない粗末な着物に痩せ細った手首、荒れた手と傷んだ髪・・・
都会に住む庶民の方がもっと良い恰好をしています。
清霞は美世に「食事は済んだか?」・・・と尋ねますが、美世は言葉を濁しハッキリとは答えません・・・
清霞は、家族やそれに準ずる間柄で食事を共にするのは常識だと考えていたので、自分の分を用意していない美世が理解できませんでした。
本格的に”おかしな娘”がやってきたと思い、溜息をつく清霞・・・
清霞の溜息を聞き、追い出されるかもしれないと思う美世・・・
美世は食欲がなく、自らゆり江に夕食は不要だと告げていたのでした。
🌸第参話「初めてのゆうごはん」🌸
清霞は美世に戸惑っていた。
使用人のゆり江と一緒にごはんを作るような令嬢は初めてだった。
何を言ってもうつむき加減で謝る美世に謝るなと告げる。
けれど、斎森家ではただただ謝罪を求められてきた美世にとって、それは意外な言葉で…。
#わたしの幸せな結婚 pic.twitter.com/cBlafpJ9pA— 『わたしの幸せな結婚』公式@コミック連載再開🎉 (@watashino_info) September 3, 2020
あらすじ3|美世の身体に染み付いた謝罪する癖
夕食を口にし、「冷えているな」・・・と言う清霞に、謝罪する美世。
清霞は、息をするように「謝る」美世が不思議でした。
すぐに謝罪する理由を問いますが、美世は答えません・・・
美世は実家で継母や異母妹に虐げられ、すぐに謝罪してしまうことが癖になっていました。
離れていても、継母や異母妹、父親までもが美世にとっては恐ろしく、そんな実家の様子を清霞に話せるはずがなかったのです。
答えられないことに対し、「申し訳ありません」・・・と清霞に謝罪しようとしたその時、「もう謝るな」と言われます。
美世は正直、無表情で冷たい態度の清霞が怖くて仕方ありませんでした。
しかし同時に、美世の食事を気にしたり、美世への態度を謝ったり、体調を心配したりと、清霞が冷たいだけの人物ではないことも分かりました。
食事を終えた清霞は、風呂は自分の異能、”発火能力”で沸かすのだと説明します。
美世は自分が斎森の娘でありながら異能がないことを、清霞は知らないだろうと思い、ますます久堂家の当主の妻にはふさわしくないと思い詰めてゆくのでした。
「わたしの幸せな結婚 1巻」第3話のみどころと感想
清霞の視点で始まるので、ようやく彼の内面が分かってきましたね。
美世に冷たくしたことには家同士の不信感が関係していて、なんだか根深そうです。
清霞にとっては人を疑うことが日常なんだなと思うと、久堂家当主という地位が非常に重く、苦しいものに感じられます。
しかし、そんな清霞が今のところ唯一心を許しているのが「ゆり江さん」なんですね。
「坊ちゃん」と呼ばれ、美世への冷たい態度を咎められる清霞が新鮮!
これまで清霞ってなんだか綺麗すぎて血の通ってない感じがあって、何考えてるか分からない人物だったのですが、第3話からは急激に人間らしさが見えてきます。
一方で、美世の無表情が、見ていてとてもつらいです・・・
清霞が少しだけ歩み寄ってきたのに、美世の方は一歩遠ざかったような、そんな感じのする3話でした。