先生は恋を教えられない

漫画「先生は恋を教えられない 1巻」第5話のネタバレ・あらすじと感想

忙しい吉高は、荒瀬のために作った料理も失敗、寝落ちして電話にも出られず泣いてしまいます。

さらに翌日の補習授業では、しっかりと”しごく”はずが、またもや荒瀬の態度に流されて、嬉しさと恥ずかしさとで眠れぬ夜を迎えるのでした!

そんな吉高は、深夜まで働く荒瀬を心配してバイト先に押しかけます・・・荒瀬は「バイトではない」・・・と嘘をつくも、吉高が泣いて心配するので白状することに・・・

怒られた荒瀬ですが、本当は深夜バイトでお金を貯めて「吉高にプレゼントを買いたい」・・・と考えているのでした!

 

 

先生は恋を教えられない 1巻第5話のネタバレ・あらすじ

 

雪の降るある日の夜遅く、荒瀬はバイト先のネットカフェで仕事をしていました。

同じバイト先で働く40代ナルシストのフリーター「稗田」から、よく働くと感心される荒瀬・・・

稗田は、「夜遅くに高校生が働くのは大丈夫なのか?」・・・と心配しています。

荒瀬は、禁止されていることを知りながらも、深夜の時給が良いことからオーナーに頼み込んで仕事を入れてもらっていました。

「そこまでして稼ぎたいとは、さては彼女でもできたのかい?」・・・と尋ねる稗田に荒瀬は、「一人暮らしの生活費を稼ぐため」・・・と答えます。

その時ふと店の入り口を見ると、女性が入ってくることに荒瀬は気づきました。

サッと、身を隠した荒瀬は稗田に、「学校の先生が来たので自分がいないことにしてほしい」・・・と頼みます。

そこに、イライラしながら怒りの表情で現れる吉高・・・

吉高は「うちの生徒がいないか?」・・・と確認しますが、稗田は「何のことだか?」・・・ととぼけます。

「高校生の22時以降の勤務は法律で禁止されている」・・・と言う吉高の苦言を、荒瀬はレジカウンターの後ろに隠れながらこっそり聞いていました。

慌てた稗田は、「荒瀬は22時に上がった」・・・と嘘を伝えます。

「家にもいないし電話もつながらない」・・・と疑問に感じる吉高・・・

「今度ゆっくりお茶でもどうです?」・・・と吉高を誘う稗田の態度に荒瀬は、稗田の足を拳で叩いたところ、吉高もダァン!・・・とカウンターを叩き、「ちょっと!今はそんな場合じゃないでしょう!」・・・と発狂!

 

 

そして吉高が「荒瀬が何か事件に巻き込まれたのかもしれない」・・・と怯えだしたことで、稗田と荒瀬は戸惑います。

「上の人を呼んで頂戴!」・・・と怒鳴る吉高の声に、店内がザワつき始めたことから「まずいな」・・・と感じた荒瀬は、吉高に電話をかけることに決めました!

こっそりとロッカーで携帯を確認した荒瀬は、吉高からの着信履歴とメッセージを見て、「バレたら殺される」・・・と、ゾッとします。

そして「直接警察に!」・・・と、憤りを見せる吉高の携帯に着信が入りました!

「荒瀬くん?・・どこにいるの?」・・・と尋ねる吉高に、「佐古田の家に泊まってる」・・・荒瀬は嘘をつきます。

それを聞いた吉高は安堵でしゃがみこみ「よかった心配したのよ」・・・と、ボロボロと泣き出しました。

稗田に「お騒がせしてすみません」・・・と謝って吉高が帰った後、荒瀬も稗田に謝ります。

それに対して、「女性に嘘を吐くというのは心苦しいものだね」・・・と言われた荒瀬は思い悩んだあげく、まだ駐車場にいた吉高に「先生!」・・・と声をかけました!

「あなた、やっぱり!」・・・といって睨みつける吉高。

どうして嘘をついたのかと問いただす吉高に荒瀬は、「深夜バイトなんて許してくれないでしょ」と答えますが、「こんなに働いて体でも壊したら」・・・と、自分のことを心配してくれる吉高に「ごめんなさい」・・・と素直に謝り後ろから抱きしめるのでした。

ムッ・・としながらも、嬉しさを感じている吉高は、荒瀬に反省文5枚を命じて「今度こんな真似をしたら停学の上に絶交ですからね!」・・・と言い残して帰っていきました。

「肝に銘じておきます」・・・と答えた荒瀬は、歩きながらお店のショーウィンドウに飾られているジュエリーに目をやりながら、「本当は喜ばせるつもりだったんだけどな~」・・・と、ため息をつき、「あんまり高いものをあげても心配されるかな?」・・・と考えながら、雪の降る中バイト先に戻るのでした。

 

先生は恋を教えられない 1巻第5話のみどころと感想

 

今回はバイト先の「稗田」の登場で、ちょっとコメディ要素も多くて楽しむことができました。

吉高がバイト先に押しかけて、「荒瀬が事件に巻き込まれたかも?」・・・と、狂気じみて心配する様子に対して、吉高をなだめたりお茶に誘ったり・・・と、”おっとりマイペースな稗田”と”生真面目で融通のきかない吉高”・・・という、二人の温度差あるやり取りが面白いですね。

そして、母のように心配する吉高の姿に、年上の恋人感が出ているところには納得も出来ました。

吉高のことを思って後ろから抱きしめる様子や、深夜バイトの理由が「吉高へのプレゼント購入」・・・だったという点は、荒瀬の思いやりや優しさが溢れていてかっこいいと、すごくジーンときましたね。

笑えて楽しくもあり、雪の降る中の二人になんとなく切なさも感じることが出来るストーリーだと思いました!