集英社の”りぼん”で連載が続く「ハニーレモンソーダ」から、実写映画化の後もますます目が離せません!
無事に三浦と連絡先の交換をすることが出来た羽花は、ウキウキ気分で自宅へ戻ります。
しかし、父親との何気ない会話の中で、羽花の心は何故かザワついてしまう・・・
この後、成長して急速に親離れしていく羽花と、子離れ出来ない父親との間に不穏な空気が流れていきます。
ハニーレモンソーダ 5巻「第19話」のネタバレ・あらすじ
「石森さんとこの羽花ちゃん大人しくていいですねぇ、お利口さんだわぁ」・・・と、幼いころから物静かだった羽花は、よく周囲の大人たちから褒められてきました。
そんな羽花のことを父親は、「お父さんたちの自慢で宝だよ」・・・と喜ぶだけに留まらず、どんどん過保護な対応をしていくようになります!
ある日、羽花が母親の料理の手伝いで包丁を使おうとすると、「何かあったら悲しいから」・・・と言って、お手伝いをさせてくれません・・・
さらに、学校でちょっとしたトラブルなどがあると、早速苦情を入れて先生相手に細かな注文をつけるのでした。
「羽花にとっての最善の環境は、お父さんが整えてやるからな・・・」
こう言って、あらゆることに介入してくる父親ですが、すべては”羽花の為に”・・・と思っての行動です。
しかし羽花は高校生になり、今まで自分が狭い世界の中で守られてきたことに初めて気づくのでした。
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夏休みが終わり2学期が始まると、羽花はクラスの仲間たちとかかわる中で改めて、”自分の居場所がある”・・・ということを実感します。
そして、「いつの間にか、お父さんの手は必要なくなったんだなぁ」・・・と、心の深いところで感じるのでした。
高校受験の時、父親が決めた優秀な進学校の答案用紙を白紙で提出し、羽花自身が決めた八美津高校に入学が決まった時の父親の複雑な表情が、今改めて目に浮かびます。
しかし羽花は、八美津高校で三浦やあゆみと出会ったことで、「一人で歩けること」、自分でも「何か出来ること」・・・を知ったのです!
今までの人生とは違うタイプの人々と接したことで、これまでの価値観が塗り替えられてゆく・・・
「三浦くん、私は今お父さんを裏切ってる・・・?」
羽花は、三浦のそばにいることで居心地のいい自分の居場所を見つけることが出来ましたが、同時に「父親の手を”離したつもりはない」・・・という気持ちで心が揺れ動くのでした。
ハニーレモンソーダ 5巻「第19話」を読んだ感想
生まれてからずっと、父親の狭い価値観の中で成長してきた羽花。
まぁこれは、どんな子供だって親の影響を受けて成長するのは当たり前ですよね!
羽花もしっかりと、エリート志向の父親の考え方をインストールして生きてきたけど、そこに「三浦 界」という、まったく別次元の人間が現れたことで新しい世界観を手に入れました!
これから、もともとの父親の価値観と、羽花に芽生えた新しい価値観のぶつかり合いが始まる!
うう~・・・羽花ちん、どうなっちゃうの~~?